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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「日本で迫害され」と認定された「同性婚者」


世の中には“難しい問題”がいろいろとある。今回、カナダで一組の“日本人女性カップル”が「日本で迫害されていた」という認識の下、カナダの移民難民委員会から「迫害難民(移民)」としての“正式認定”が与えられた。つまり、彼女たちは“迫害する日本”から逃れて、カナダに移住し、難民認定を得て、その福祉制度を利用した生活費が支給されるというのだ。解かったような解からない話だが、とにかく、日本では彼女たちの証言では「迫害されていた」ことになるらしい。確かに日本では、これは男性同士のカップルでもそうなのだが、同性同士のカップルに対しては、なかなか賃貸不動産を借りられない、という事実がある。この場合、親戚とか、姉妹とか、母娘とか、そういう風に融通性を利かせて申告すればOKが出たりするが、頑なに「同性ですが夫婦です」と主張すると、なかなか許可が下りない。これは、ひとつには経済力の問題と、何かの問題や事件が生じた時“その責任の所在”を問いにくいからだ。だから、日本の場合、必ずしも“同性カップルだから”というだけでなく、保証する人がいない場合にも、同様な差別というか、困難は生じることになる。たとえば、親子であっても、片方が70代後半か80代で収入がなく、もう片方が無職の子供だったりする場合、親の年金だけで十分ではないようなときには入居を拒否されることもある。それは「迫害」とは微妙に異なる“制度上の問題”であるように、わたしには思われる。だから、今回のハナさんとエリさんカップルは、同性カップルで本人同士は“夫婦”の認識なのだが、日本国内ではまだまだ“それ”を完全に受け入れてくれる大家さんは少数派と思われる。だいたい、日本の大家さんは総じて“年寄り”が多いのだ。最近の世の中の変化を“強引に押し付ける”ことも、それなりに問題がある。だから法的に整備してあげた方が日本人の場合には“受け入れ”が早いように思われる。このカップルの場合、自分たちの“夫婦としての存在性”を「日本」という国家に認めさせ、反省させたい気持ちがどこかにあるのかもしれないが、日本人は総じて徐々にではあるが“同性カップル”を受け入れつつある。たぶん、多少時間をかけて“同性夫婦”も受け入れられていくように変わっていくとは思うのだが、速さを求められると……。
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