「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「日本のオイシイ」が「世界」を制する日⁉


たまたま視ていたTV番組で、日本に来ていた外国人たちの何組かが“日本の食べ物”だけを目当てに“2泊3日”とか“3泊4日”とかしている…ということを語っていた。そういうカップルとか、グループとかが、東南アジアからも、欧州からも来ていた。それも別に「有名な店に行く」とか言うのではなくて、何となく歩いていて“美味しそう”と感じたなら、すぐそこに入って註文するというスタイルだった。要するに“ふらっと立ち寄る感覚”で、自分たちの何となくの勘と好みで店や飲食物を択んでいる。わたしたちが普通に街中をぶらぶら歩いていて行うやり方だ。確かに自分の場合も海外で、そういうやり方で食事した経験は何度もある。かえってガイドブックに載っていた店などより、ふつうに街中にあって長年続いているらしい店の方が“安くて美味しいもの”を食べられたりする。だから、そういう意味では不思議はないのだが、注目すべきは「そのためだけにやって来ている」という部分だった。われわれ日本人は通常そういうことはしない。島国のせいでもあるが、旅費や宿泊費をかけてまで“食べ歩き”に海外まで行こうとはしない。だが、考えてみれば、観光など一度観てしまえば、それで“お終い”の部分はある。よほど感動したものでもない限り、何度もそこに立ち寄りたいとは思わない。そう考えれば、ぶらぶら歩きの中で“興味あるもの”を次々食べ歩くのは、何回でも行える。一つには“円安”が寄与しているのだ。海外の人々からみると、いまの日本は驚くほど物価が安い。飲食物は特にそうなのだ。しかも、日本はどこでも衛生的で親切でぼったくられる心配もない。最近も、あるタレントがシンガポール旅行でラーメン一杯で1万円も取られたと仰天していた。通常の店は、そこまで行かないかもしれないが4000円~5000円が珍しくない。したがって、海外からやってきた場合には日本のレストランなどは“異様に安く”思えるのだ。しかも、日本の飲食店の場合には極端な当たり外れがない。そういう点から考えると、近隣の国からすれば、いまの日本は観光もさることながら“食べ歩き大国”として見逃せない国になって来ているのだ。もし、このまま円安が続けば、いつの間にかそれが定着して「日本のオイシイ」を求めて世界の人たちが飲食だけにやってくる日が遠からず訪れるようになるに違いない。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言