以前にも書いたことがあるが「平成」の最初の年だった1989年の12月「日経平均」は38915円まで高騰していた。いわゆるバブル期の頂点で、現在より16000円以上も高かった。このまま日本は経済的に“世界をリードしていくのではないか”と思われていた。ところが、あっという間にバブルは崩壊し、その後の20年間、あれよあれよという間に日本の富は失われていった。2009年には日経平均が7054円まで落ち込んだ。解かりやすく言えば、日本の経済力は“⅕以下”になってしまったのだ。その後の十年間、徐々に日本の経済は立ち直りつつあるが、アジア勢の勢いに比べると見劣りがする。さて「平成」から「令和」に変わることで、日本は“生まれ変われる”のだろうか。運命学的な観点からいうと、まずは“その国の象徴”を豪華絢爛にすべきなのだ。つまり、日本の場合は「天皇」「皇居」それに「首相」「首相官邸」。まずはこれらを“豪華絢爛な雰囲気”に変えた方が良い。歴史を振り返ればわかることだが、どの王国でも、皇帝でも、豪華絢爛な時代とそうでない時代とがある。豪華絢爛な時代には“文化”“芸術”“学問”“商売”も華やかに勃興する。経済が縮小されていく時代には、それらも同時に衰退していく。日本の場合、経済的にも豊かだった江戸時代後半に日本特有のさまざまな文化や芸術が勃興した。今、日本が世界に誇れる芸術とか文化とかは、その時代の産物が多い。これは日本だけのことではなく、あらゆる時代、歴史を彩った「王国」や「帝国」がそうなのだ。古代エジプトの王国は3000年間続いたが、その中でひときわ目を引くのは栄華を誇った王たちの遺物なのだ。それは単に王侯貴族だけでなく一般庶民にも“豊かな暮らしぶり”が反映されていく。同じことは中国の古代王朝でも言えるし、マヤ・アステカの王朝でも言える。ローマ帝国もしかり、オスマン帝国もしかりだ。私の好きだったBS「オスマン帝国外伝」という海外ドラマでも豪華絢爛な装身具を身につけて演じられる。日本の「天皇」や「皇居」は、近年、その予算が徐々に削られているようだ。つまり、贅沢をさせてはならない、という風潮が見受けられる。けれども日本の場合、天皇は象徴なのだから、その象徴が“みすぼらしく変わる”のは、その国民も“みすぼらしく変わっていく”ことの暗示となってしまう。豪華絢爛で外人観光客をひきつけてやまない日光東照宮は、徳川家康を神格化した神社だ。江戸幕府が300年間継承されたのも、日光東照宮のおかげかも知れないのだ。いや、戦後焼け野原になった東京がすさまじい勢いで復興できたのも、日光東照宮が「江戸=東京」を守護してくれたからかもしれない。そういう意味では、朽ちて来ていた日光東照宮が、再び豪華絢爛に生まれ変わったことは大変に良かった。あとは皇居と首相官邸だ。これらも“豪華絢爛”に生まれ変わらせることが出来れば、日本全体が繁栄するよう変わっていくだろう。
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