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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「早送り」では味わえない「全身運命」の生き方


珍しくというか、何年振りかで体調を崩した。今も完全に治ったわけではない。当然、仕事をお休みし“寝たり起きたり”の生活になる。わたしは元々“ダラダラと横になって過ごす”のが好きではない。起きるなら起きる。寝るなら寝る。どっちかにしないと気がほんとうは済まない。ただ熱が出て、身体の方が言うことを利かない時には、そういうわたしでもダラダラとした生活になる。そういう中で、少しだけ体調が戻って来たので、録画しておいた昔の映画「クレオパトラ」を観た。相当古い映画だが、公開された大昔には観ていない。こういう長時間の映画は、じっくりと落ち着ける中で視なければ意味が無いもので、現代の若者たちが良くやる“早送り方式”で観る……というような内容ではない。ただ、長時間なので、或る意味では疲れる。体調も完全ではないから、よけいに疲れる。最近は、この種の“歴史的な人物”を扱った超大作というのが無くなった。こういうものは製作費も掛かるはずなので、現代だと、採算が合わないのかもしれない。クレオパトラの生涯に関しては、だれもが何となくは知っている。ただ、あくまでも何となくであって、ちゃんとは知らない。この映画は、どこまで歴史に忠実だったのかは知らないが、かなりの部分は歴史に沿っている。ただ、この映画を観ても、やっぱりクレオパトラがなぜローマ皇帝カエサルと蜜月になっていったのか、また、カエサルの死後、今度はその息子であるアントニウスと蜜月になっていったのか、その肝心な部分は、正直、今ひとつよくわからない。一つだけ、どちらの場合でもよくわかるのは、クレオパトラが“一人の女性として生きた”という感じではなく、あくまでも“古代エジプト女王”として、国を背負って生きていた……という点だけは、強烈に伝わる。3000年間続いた王国を「守り抜いていきたい」という気持ちだけは強烈に伝わる。或る意味では、それが果たされるのなら、自分個人の愛などどうなっても良い……くらいの感じで伝わってくる。確かに、3000年間続いた王家の末裔として「生」を受けたなら、そういうふうな意識を持つのも解らないではない。ローマの属国になることを死んでも避けたかったに違いない。それにしても、父親と結ばれ、その父親亡き後は息子と結ばれる。この部分だけは、いくら「王家を守り抜く」という意識であったとしても、そう簡単に出来ることではない。全身「古代エジプト」の意識がなければ、出来ることではない。そういう意味では何よりも“女王”として、最後の最期まで王国を継承し続けたい意識の強い“誇り高き宰相”だったのかもしれない。
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