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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「死者の尊厳」八代亜紀氏の心中は誰も解らない


死後になって、いろいろな問題が浮上してくる人がいる。歌手・八代亜紀氏も、そういう一人だ。彼女の場合、あまりにもあっけなく亡くなったので、その後に対して“用意”が出来ていなかったようなところがある。その結果として、今年4月になって鹿児島に本社を置くニューセンチュリーレコードが『八代亜紀 お宝シリーズ 第一弾 忘れないでね』を発売した。この商品には、八代氏の24~25歳当時の秘蔵写真が封入されている。その当時、同棲していた男性が写したフルヌード写真2枚が含まれていたのだ。もちろんプライベート写真であるから、通常は公開しない。けれども、同棲していたのは“当時のディレクター”でもあったところから、当時の八代氏から全権を委託されていた。つまり、秘蔵写真も含めて商品化する権利を、八代氏自身が与えていた……ということになる。但し、常識的には「死後になって勝手に流出させる行為」であり、世間的に批判が起こったのは当然のことと言える。それでもニューセンチュリーレコードは発売した。そして今“その第二弾”を企画中であるという。その中には、実現するかどうかわからないが、八代氏は着用した衣装とか下着とかが含まれているらしい。八代氏は別に“AV女優”ではないから、通常なら、仮にそれらが含まれていたとしても“商品化”は避けるところだが、商魂が逞しいのか、何らかの遺恨的なものでもあるのか、或いは純粋に“サービス精神”からなのか、その辺のところはよく解らない。多くのファンなどは「八代亜紀氏の尊厳を傷つける」として“発売中止”に追い込みたい意向であるらしい。わたしには、このレコード会社が“当時の同棲相手”と、どういう関係性にあるのかわからないが、おそらく“この会社そのもの”が同棲相手だった人物と今も深く関わっているのは間違いがない。同棲していた当時の衣装とか下着とかを、もう何十年も経っているのに秘蔵していたということは、それだけ大切にしていたからに違いない。通常は、大切なモノは“独占的”に秘匿したいものだが、マニアックなファンと“慕情を共有したい”気持ちが、ひょっとしたらあるのかもしれない。あまりにもあっけなくこの世を去った八代亜紀氏は沈黙を続ける。彼女は、ほんとうに嫌がっているだろうか。それとも「自分を忘れて欲しくない」という気持ちを抱いて“昔の下着”すらも、マニアックなファンに対して“わたしを忍んでくれるアイテム”として差し出す用意があるだろうか。ほんとうのところは、あの世でも歌っているに違いない、彼女自身にしか、わからない。
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