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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「残酷な神様」「力の弱っている神様」も居る


年末年始になると“神様祈願”する人たちが多いが、実は「神様」と一口にいうが、実際には“それぞれに違っている”ということを知らない人たちが多い。もちろん、ここで言うのは“神社系の神様”についてだ。今回の「能登半島地震」で亡くなられた人たちの中には、その30分前に地元の神社に行って初詣を済ませていた人もいる。しかも、いつもの年よりも多い3000円のお賽銭を入れて「今年はお賽銭3000円も入れたから、何か良いことあるわい」と豪快に笑っていたのが、七尾市川尻町の立川康則氏の妻ゆき子さん(56歳)だった。それから30分も経たないうちに最初の地震がやって来たのだ。初詣の後、自宅に戻って、夫の方は玄関先に居て、妻の方は義母と一緒にTVを観ていた時だった。夫の方はすぐ玄関から飛び出したが、妻と母親の方は崩れ落ちてきた屋根の下、居間の中に居るはずだった。声をかけ、すぐ反応があったのは母親の方で、瓦礫から半身が視えていたので、すぐ引きずり出すことに成功した。ところが、妻ゆき子さんの反応がない。近所の人たちと崩れ落ちた屋根をどけて、その下に埋もれていた身体を引き出すまでに1時間ほど掛かった。ただ引き出してもまったく反応はなく、即死したように視えた。母親は動きが遅く、居間の中だったので空間があり、妻の方は飛び出そうと玄関近くまで来たので、屋根や柱の直撃を受けたと思われる。毎年、2日の日に娘や孫たちも集まって“賑やかな正月”を迎える。その前日だったことが、せめてもの“救い”となった。それにしても、どうして神様は奮発して3000円も入れた奥さんの方を助けなかったのだろうか。一緒に行って、少額しか入れなかった夫や義母は助けられた。神様というのは、人間と同じような反応を示すとは限らない。高額を入れたから“良いことを授ける”とは限らないのだ。いや、もしかすると彼女を犠牲にして、その娘や孫たちを助けた可能性もある。さらに、神様にも性格があるから、時に“残酷な神様”というのも居る。イスラムの神様など、犠牲となることを要求するような場合もある。さらに神様の中には“その力が衰えてきている神様”というものも居る。あまり言われていないが、荒廃しきった神社には“力の衰えた神様”しかいない。だから、どんなに由緒正しくても、その力はもはや衰えているので注意が必要だ。特に、烏や野生動物が神社内を牛耳っているような雰囲気のところに既に神様は居ない。居たとしても力が発揮できない。避けた方が良い神社なのだ。
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