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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「治安の良い街」のはずが北米最大の麻薬汚染⁉


海外に関する知識というのは、十年経つとガラッと変わる。われわれはどうしても昔、見聞きした知識で、その街を“理解したつもり”になりがちなものだ。たとえばバンクーバーという街がある。カナダの中央部に位置する近代都市だ。わたしたちの知識では「治安の良い街」として記憶している。実際、いまでも旅行案内などでは、そういうふうに記されている。けれども、実際にはどうだろう。実は最近、興味深いニュースを見た。バンクーバーの中心地から車で10分「イーストサイド地区」と呼ばれる西部地域だが、この十年で5万人以上が麻薬の過剰摂取により死亡している「北米最大の麻薬汚染地帯」なのだ。路上にはたくさんの中毒者達がいて、座り込んだり、寝転んだりしている。いたるところに“使用済み注射器”が転がり、昼間はシャッター街的に閉まっている店も多い。カナダ1の「麻薬汚染地域」なのには訳がある。この街では、暗黙の形で、麻薬中毒者たちを受け入れているのだ。彼らが用いるのはヘロインの50倍の作用とも言われるフェンタニルという薬品だ。一説によると、この薬品は中国から入って来ているらしく、それが“ここ”を経由して、アメリカ国内にも入ってきていて、トランプ大統領がやけにカナダ首相に対して高圧的なのは、それをストップしようとしないカナダの政策にあるらしい。この薬品だけでなく、カナダは総じて麻薬に対しては寛容で、その中毒者たちにも比較的甘い。多国籍国家として、あらゆる部分で“多様性を重んじている”のがカナダという国だ。この「多様性」を受け入れる姿勢は、世界各国で“生き辛さ”を感じている人々には強く支持されていて、だから日本からも毎年、多数の留学生達がやって来る。けれども、その多様性の中に“麻薬中毒者”も含まれるとすれば、確かに“そういう地域”が誕生するのは当然のことなのだろうし、そこに“吸い込まれていく留学生たち”が居てもおかしくはない。特に寂しがり屋の人にとって、異国で、言葉も十分に通じないところで、カフェが異常に多いとも言われる街で、親しげに声をかけてくる人の中に、そういう人が居て、さりげなく「一緒に…」とパーティなどに“誘われた”場合、それを明確に断れる日本の留学生がそんなにいるとは思えない。親しくなるための“儀式”のような感覚で受け入れてしまうケースも多いのではないか。バンクーバーへの留学は、ちょっとだけ危険なのだ。
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