吉本興業が「反社の闇営業」に出演した芸人11名に対し“謹慎処分”を下した翌日、私は《“切り捨て”すれば企業としてOKなのか》と、ここに書いた。一企業としての問題点を指摘したのだ。あの時点では、今日のような“大問題”にまで発展していくとは誰も予想しなかった。もし、あの時点で私が述べたように、会長、社長、副社長の会社役員と後ろに関与した芸人11名を並べて「謝罪会見」を開いていれば、少なくともその後になって“企業体質”を問われることはなかったような気がする。マスコミ各社へのファックス一枚で“終わらせようとした”結果が、逆に、企業としての問題点を次々と曝け出すことになってしまった。どのような組織でも、その組織が持つ運命には、それを率いる人物がもつ「才能・性質・運勢」が反映される。そういう意味で、どんな組織であっても“トップ”というのは重要なのだ。そういう点で大いに参考となるのがプロ野球・中日ドラゴンズの監督である。昨日、敗れて8連敗となった。それも、8連勝した後の8連敗なのだ。詳しく調べていないからわからないけれでも、この奇妙な8連勝8連敗という記録が、それまでに存在しているとはとても思えない。他の球団でもだ。なぜなら、8連勝するということは当たり前の話だが“強い”ということである。5連勝くらいまでなら、ツキがあって勝ち続けることが出来た、という場合もあるだろう。けれども、8連勝となるとそうはいかない。それなりの実力が伴っていないと不可能な連勝なのだ。そして、そこからまさかの8連敗となる。これもまた“弱すぎ”なければ達成できない。たまにはツキがあって勝ってしまったりするからだ。だから本当に“弱い”のだということになる。さて、8連勝して8連敗したのだから、考えようによっては「振り出し」に戻ったともいえるが、こういう結果となったのは選手よりも監督の方に責任がある。なぜなら、8連勝するだけの“実力”はチームに備わっているからだ。一番の問題は、8連勝していた時に「どうして勝ち続けているのか」をきちんと研究していなかったからだ。それまでは“負け数”の方が多かったのだから、勝ち続けているということは、それまでとは“何か”に違いが出て来たから勝ち続けている。それを知ることで、それを保つことで、“負けないチーム”になることが出来る。名監督であれば、そのように捉えて、勝ち続けている時に“それ”を把握しておかなければならない。それが出来れば、今度は多少負けても、どうすればよいか、選手たちに指示することが出来る。勝ち続けている時のデータから説得するのだから、選手たちも聞き入れやすい。現在、中日は依田監督が率いているが、果たしてもう一度“8連勝”を達成出来るか、その手腕が注目される。
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