元号の変化は、日本が「神国」であることを改めて印象付けたが、一般に“皇室行事”として行われる神事は「伊勢神宮」に由来するものが多い。しかし、原初から伊勢神宮だけが皇室と関わっていたのかどうかについて歴史的には疑問がある。実は伊勢神宮と同じように「斎王」と呼ぶ“巫女”を配しているのが京都の「下鴨神社」である。その下鴨神社で昨日、第64代の斎王代による「禊(みそぎ)の儀」が行われた。これは毎年択ばれる斎王代の女性が十二単を羽織り、境内を流れる御手洗川に手指を入れる神事で、15日の「葵祭(あおいまつり)」に備えるものだ。前日には「流鏑馬(やぶさめ)の神事」も行われている。こちらは公家装束の男性が疾走する馬上から、三か所に設置された「的」目掛けて矢を放つ神事である。一般に「下鴨神社」と呼ばれているが、正しくは「賀茂御祖(かもみおや)神社」という名称で、京都では最古の神社とされている。神国日本としての「神」は「天照大神(あまてらすおおみかみ)」という名称の神様で、その実態は「太陽神」である。丁度、古代エジプトで「ラー」が太陽神であるのと同じ理屈である。その天照大神に仕えるのが「斎王(いつきのおおきみ)」で、本来は未婚の内親王が担ったとされている。その「斎王」が伊勢神宮だけではなくて、京都の「下鴨神社」にも派遣されていて、現在では“その代理”である「斎王代」という形で受け継がれているのだ。現在はどうか知らないが、古代には“神憑り”となって「予言」「呪術」「祈祷」を行ったのが斎王の女性達である。そういう意味では「斎藤」の「斎」だが、この文字を使う家系である場合、古代の神社や巫女と何らかの関係がある血統なのだ。古代の神事として行われた「占い」の代表的なものに「卜(ぼく)占」がある。これは亀の「腹甲」を用いたり、鹿の「肩甲骨」を用いたりする。これについて書き出すと長くなるので書かないが、日本における神事は「占い」や「呪術」と切り離すことが出来ない結びつきを持っている。
今回のトランプ米大統領とプーチン露大統領との会談は“共同声明”もなく、何一つ成果がなかったかのような報道があるが、それは違う。いちばんの成果は、実は大統領夫人であるメラニア氏から、 続きを読む
どこの国にも、困った人達がいる。その記事を読んでいて“何とも言えない虚しさ”を感じた。訪日客の中には、そういう人たちもいる……現実を、突きつけられたような気持になった。現代は世界各 続きを読む
AKB48を卒業して後、自らのブランドを立ち上げアパレル社長に転身したのが小嶋陽菜氏だ。その小嶋氏が久しぶりTV番組に出演したようだ。9月に“3周年記念”を迎える自らのブランドの“ 続きを読む
とても興味深い事実がある。卑弥呼の時代の日本人は「刺青を入れていた」という記述が中国史書『倭人伝』にあり、それはそのまま古代中国の“殷(商)王朝時”の人々の姿に重なる。ところが『倭 続きを読む
いつの頃からか「日本株」に“勢い”が出てきている。もっとも、それを演出しているのは一部の“AI銘柄だけ”とも言えるが、それに引き摺られる形で多くの銘柄も“新高値”に到達し始めている 続きを読む
長年続いている「さんま・玉緒のあんたの夢を叶えたろか」というTV番組がある。今年も放映されたというのだが、その番組に中村玉緒氏の姿はなく、それを観た多くの人たちから、主役であるはず 続きを読む
今から50年先、100年先の未来を考えた時、その時にも、人の暮らし方というのは、それほどの違いはなくて、今と同じように「自然災害」を怖れながら、生きているのに違いない。もちろん、人 続きを読む
本当に久しぶりでJRの長距離“特急”で短期の移動をした。そうすると、いろいろな発見がある。まず、列車の“揺れ”が大きい。今どき、こんなに“揺れる車両”が許されるのだろうか。北海道の 続きを読む
8月2日に行われたボクシングのタイトルマッチで、試合は引き分けとなり、本人の意識は控室に戻るまでしっかりとしていた。その後のドクターチェックの際に意識を失い、そのまま救急搬送され“ 続きを読む
中国では北京市内に出来た店舗内で“ロボットの販売”が開始されたらしい。なんと“お安いモノ”では日本円で数万円から“お高いモノ”では数億円に至るまで、実にさまざまなタイプのロボットが 続きを読む