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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「結婚した日」日本に旅立つ前「夫が事故死」


その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には父親の故郷である「日本」へと新婚旅行に旅立つ予定だった。ブラジルのビーチリゾートとして知られるレクレイオ・ドス・バンディランデスの宿泊予定のホテルから、結婚したばかりの二人が手を繋いで海岸沿いに向かおうとするのは“自然な光景”だった。ただ、この時、彼らは“横断歩道”までの道のりを省略してしまった。ここは交通量の多い通りで、そういう意味では慎重になるべきだったかもしれない。防犯カメラの映像を視ると、特別、交通量が激しいというほどでもない。運悪く、スピードを出したバイクが、彼の背後を掠ったのだ。それで、彼はそっちの方に気を取られて、足を躓いてしまったかのように見える。もしかすると彼はふだん履きなれない革靴でヒール部分が引っ掛かったのかもしれない。そこに前方真横から猛スピードのBMWが突っ切って来た。前のめりになっていた彼の身体は一瞬にして宙に舞い上がったかと思うと視えなくなった。猛スピードのまま車が突っ走っていったからだ。おそらく、彼の身体は車のフロントガラスに突き刺さるような感じで一部分が入り込んだのだ。通常なら、とても走行を継続できるような状態ではない。ところが現在も逃走を続けている容疑者ベラルミーノは猛スピードで走り続け、しばらくしてから車を止めて、突き刺さった身体を抜き出し、乗っていた女性たち数人を下ろして、そのまま逃走した。夜の11時半を過ぎていたので、その死体と車は闇の中に包まれていた。容疑者はフットボーラーでインフルエンサーでもあり、ちょっとした有名人らしい。だからすぐ特定は出来たのだが、そのまま姿を消して現在も逃走中なのだ。一説に飲酒運転だったという話もあり、同乗者の証言と目撃者の証言も異なっているので、警察も慎重に捜査中のようだ。とにかく、父親の生まれ故郷である「日本」に新妻を連れて新婚旅行に来るはずだった新郎はもう居ない。妻となった“その日”に未亡人となってしまったブルーナに同情の声が止まない。
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