一人の絵本作家が、新聞でコラムの連載を持っていた。その女性は自分が卵巣がんを患い、余命いくばくもないことを感じ取っていた。まだ51歳だった。夫は弁護士だったが、家庭的なことの多くは自分が行ってきた。ふとカレンダーを見ると、ニューヨーク・タイムズに毎回掲載するコラムの原稿締め切り日が「バレンタインディー」に重なることを知った。自分の死後、ひとり残される夫の姿がぼんやりと浮かんだ。彼女は次のコラムに「結婚相手募集」と綴った。妻を亡くした夫のために、新たなパートナーを“バレンタインディーのプレゼント”として募集してあげようと思ったのだ。このコラムを読む人の中から、夫・ジェイソンに相応しい相手が名乗り出てきてほしい…彼女は心からそう願った。実際、ニューヨーク・タイムズには夫へのサプライズである「結婚相手募集」のコラムが載った。最期のコラムとなった。彼女は「私が心から望むのは、誰か彼にふさわしい人がこれを読んで、ジェイソンに出逢い、二人の新しいラブストーリーが始まること」それが掲載されて間もなく、彼女は急激に弱った。そして3月上旬になって自宅で静かに亡くなった。エイミー・クラウス・ローゼンタールさん、享年51歳。夫ジェイソンは、コラムのことを担当編集者から、葬儀の席で聞くまで知らなかった。そして“死後の出逢い”までプレゼントしようとした妻に感謝したが、今はその気にはなれない…とうなだれた。世界の片隅で、さまざまな人たちが“愛の別れ”を経験する。そして、どんなに努力しても、その“代役”は誰も果たすことが出来ない。
「姓名は“生命”に通ずる」と言ったのは、確か熊崎健翁氏だったような気がするが、文字通り「日本」が戦争に突入する気配が生じていた頃、俗に「熊崎式姓名学」とも呼ばれた“独自の理論”が急 続きを読む
11月4日にエジプトのカイロ近郊に出来た「大エジプト博物館」が一般公開される。この博物館は建設開始から13年が経って、ようやく完成をみた巨大な博物館だ。何しろ“東京ドーム”十倍に当 続きを読む
最近は少なくなったように思うが、昔はどこにでも「世話好きなおばさん」というのが存在した。特に親戚の世話好きなおばさんは、やたら、あれこれ、こまめに連絡をくれ、世話・面倒をみようとす 続きを読む
双子の人たちが、或る種の共通性を持っていることは、よく知られている。何を行うのでも、だいたい共通しているし、性格や体質や能力など「双子あるある」は、よく知られた話だ。実は、運命学的 続きを読む
シンガーソングライターのキタムラリョウ氏が今月24日から「行方不明」になっていて、警察にも届けてあるが、なにかを知っている人がいれば“情報提供”して欲しいと、妻で同じくシンガーソン 続きを読む
このところ「日経平均」のチャートは、異様なほどの急ピッチ上昇波長を描く。デフレ下にあって日本経済が低迷していた頃には予想できなかったほどの急騰ぶりなのだ。もっとも、それは「日本」だ 続きを読む
北海道の積丹町で奇妙なトラブルが続いている。この町の猟友会が「クマを駆除する」ことに対し拒否しだしたのだ。トラブルの発端は、積丹町議の副議長宅の近くに設置してあった“箱罠”に見事ク 続きを読む
2010年からの15年間で、日本の女性社長の数が“3.2倍”に増加中だという。欧米に比べて、女性の社会進出がまだまだ遅れている感が否めない「日本」だが、それでも“女性首相”が誕生し 続きを読む
異色の大臣がSNSで“不安”と“抗議”を行っている。外国人に対しての改革政策を担う「経済安全保障相」となった小野田紀美氏(42歳)の周辺が騒がしくなっている。マスコミ陣も彼女に対し 続きを読む
俳優業をやって30年以上にもなる大沢たかお氏がTVのトーク番組の中で「自分の代わりなんていくらでもいる…」「皿洗いを天職だと思っていた…」「もしかしたら“皿洗い専門の会社”を起業し 続きを読む