「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「花々」がことさら美しく見えるのは“危険”⁉


俳優の渡辺裕之氏(66歳)が自ら命を絶った。詳しい経緯は解からないが、その顔貌からすると“潔癖型”の人物のようお見受けする。生前、4月まではインスタを使って花々や自然の美しさなどを投稿していたようである。よく芸能人は、美しい花々を背景として自分を写し、投稿している場合が多いが、彼の場合にはあくまでも“花”そのものであり、自らの姿はカメラに収めない。つまり純粋に“花”や“自然”そのものの姿を提供していた。しかも、それに対してのコメントも少なく「美人」という表現で植物を紹介しているケースが多かった。これらからすると、彼は「美しい姿を保っていられる花々は好いなあ……」というような意識で投稿を続けていたような気がする。つまり、世の中の現実の“醜さ”や“汚さ”に関わることなく、ひっそりと美しいまま目の前に現れ、いつの間にか消えていく花の姿を、どこか羨望する部分があったような気がする。おそらく、彼には“今の世の中”は本当の意味で馴染むことが出来ず、自らの心身の“衰え”も手伝って、静かに厭世的な想いが強まっていたのではないだろうか。人は誰でも齢を取っていくが、役者という職業は「齢の取り方」が難しい。樹木希林氏のように、自らの“老い”や“病魔”を晒して、それがかえって“魅力”となって世間から受け入れられることもあるが、それは彼女が「美人女優」ではなかったからである。もしかすると「リポビタンD」のCMがもっとも“代表作”として記憶に残る俳優は、自らの“俳優人生”を「成功」とは捉えていなかった可能性もある。運命学的な観点から言えば、花々や自然界が“ことさら美しく見える”のは、“自ら自然に溶け込もうとする”危険な兆候の場合と、それまで続いて来た苦悩から“救い出される時”がやって来た幸運の前兆を表す場合と、二つの場合がある。前者の場合、精神的な病に至る“一歩手前”辺りの場合が多い。こういう場合には、徐々に周りが見えなくなっていく。“美しい自然界”が自分を誘っているように見えるものだ。後者の場合、別に“美しい花々”を観ようとしていたのではないのに、急に眼前に“美しい花々が春を告げている”ような不可思議な感覚に襲われるのが通例だ。そして、そういう風に見えたなら、必ずどのように不幸な状態からでも脱却できる。謂わば、潜在的な「予知の世界」で“救われることが確実”となった時、このような“美しく感じる花々の世界”が出現するのだ。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言