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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「銃器所持合法」フィリピンで日本人が狙われる


日本人にとって、解かりやすいようで解かりにくいのがフィリピンという国だ。まず、現地には昔から“棲みついている”日本人が結構いる。彼らはフィリピンの社会構造に詳しく、それなりの力を持っている場合が多いので、通常フィリピン人は手出しをしない。フィリピンという国は、東南アジアとしては珍しいキリスト教国である。その教えの根本は“同胞愛”だ。つまり、仲間は助ける。どういう場合でも助け合う。けれども“仲間”とみなせない者に対しては損得勘定が基本となる。フィリピンには仕事の関係で数年間滞在する事情の人たちも多いが、それらの人たちは“服装からして日本人”で、現地人のような服装で仕事をしない。したがって現地人からすれば「仲間ではない」ということになる。したがって、あとは損得勘定でプラスになるなら関わるが、それ以外で関わろうとはしない。問題は、それ以外の日本人だ。つまり、マレーシアと同じような感覚で「リタイア後の生活地」としてフィリピンを択んだ老夫婦や、文字通り“旅行先”としてフィリピンを択んだ人たちだ。この両方とも現地人にとっては「仲間」とはみなせない。したがって、地元の素行の悪い者たちが、まず目をつけるのが彼らなのだ。リタイア後の生活地としてフィリピンを択んでいる場合、完全に現地に溶け込んでいれば問題ないが、明らかな日本人の外貌をしていると、特に夜間は格好の標的となる。9月3日~4日にかけ、日本人6人が相次いでフィリピン人の銃器で襲われた。最近多いのは、バイクに乗って“獲物を物色する奴ら”だ。彼らは、日本人の多くが“抵抗しない”のを知っている。だから、銃を突き付けて“貴重品を奪う”というのが定番の“襲い方”になっている。それでなくても日本人は、海外においては無防備な人が多い。そして外見的にも“日本人”と判りやすい。夜に1人で歩いている人は少ないが、二人とか三人なら、防犯カメラの少ない路上でも歩いたりしやすい。その結果「日本人は狙いやすい」という評判が起ってしまったようだ。フィリピン人の多くは幼い頃から教会に行く。だから「博愛精神を持っている」などと勘違いしがちなのだ。確かに、彼らは“同胞愛”が強く、困っていれば手を差し伸べようとする。ただ、それはあくまでも“同胞”の場合で、どこから観ても“同胞には見えない”日本人は「撃ち殺しても罪にはならない相手(フィリピン人の考え方)」なのだ。なにを基準に“銃器所持を合法”としたのか知らないが、根本的にわれわれの考えるキリスト教とは違う“捉え方”で「神」を信じている。
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