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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「雪像作り」でも大活躍する「日本の自衛隊」


一時期、日本には「自衛隊」のような“軍隊”はいらない、と主張する人々が居た。けれども今は誰からも、そういう声は出ない。当然だろう。災害時にもっとも活躍しているのが日本の自衛隊なのだ。言ってみれば「災害時のヒーロー」と言っても良い。海外の“軍隊”と同様な扱われ方をする“自衛隊”だが、実際には日本の自衛隊は“戦場”で活躍することは滅多にない。戦場に駆り出された場合でも、すぐ対応できるような訓練は日頃から行ってはいるが、よほどの事態がない限り、海外も含めて直接“戦場”に赴くことは少ない。その代わり、地震や津波や台風や大雨などの“災害現場”に駆り出されることは多い。むしろ実践現場として活躍しているのは、そういう場面での方が圧倒的に多い。もしも日本に自衛隊というものがなければ、どうなっていただろうと不安になる。文字通り“日本と日本人とを守ってくれている”のが自衛隊なのだ。その自衛隊のひとつの“お仕事”に「雪像づくり」というものもある。北海道では札幌を始めとして各地域で、冬になると「雪まつり」的なイベントが行われる。今回も“コロナ禍”から久し振り“本格的な雪まつり”が三会場を舞台に行われている。いまや“世界的なイベント”として知られる「雪まつり」だが、海外から訪れる人たちの何人が“日本の軍人たち”が作っている…ということを知っているだろう。芸術度の高い雪像づくりは、或る意味で“規律に慣れている”自衛隊員だからこそ完成させられるので、一般人ではなかなか巨大な雪像を形作ることはできない。いちばんの問題点は共同作業として“相当数の人員”が必要なのだ。そして、それらの人たちが主として“夜間に重要な作業”を行っている。これを外国人がマネできないのは“共同作業”を時間をかけて一律の指揮のもとに行う…という作業が難しいからだ。つまり“軍人”だから出来るのだ。そして、この事実はある行為を、わたしに想起させる。古代エジプトのピラミッド作りだ。ピラミッドも共同作業として“相当数の人員”が必要なのだ。昔、それは「奴隷によって築かれた」という説があったが、現代では否定されている。そう“軍隊”ではないにしても、規律に慣れた人たちでなければ完成させられるものではない。冬用のイベントで培った団結力を、今度は北海道の“夏イベント”で発揮するのはどうだろう。たとえばピラミッドのように石を切り出して“各種の石像を作成する”祭りごとを行ってはどうだろう。自衛隊が主役となる「石像夏祭り」で、世界の人々を呼び込むのだ。
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