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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「高樹沙耶」と「益戸育江」の間


フジテレビ取材班が逮捕されて三か月の元女優・高樹沙耶の近況等を報告している。それによると現在は拘置所内で23日から開かれる公判を待っている状態らしい。「大麻の共同所持」という罪状による逮捕であったが、本人は既に“吸飲使用”を認めていて、週2~3回ほど大麻をパイプで吸飲してきたと述べている。人は時々「エコライフ」とか「大自然に囲まれた生活」とか言って、都会を離れていく。もちろん、そうやって実際に“幸せ”を得ている人たちもいる。けれども、その“成功率”は残念ながら高くはない。多くの場合、最初の意気込みは消え、我が身体にムチ打って働きながら孤立した日常を送るか、傷ついて都会に舞い戻るか、どちらかが多いのだ。何の縁故もない田舎に溶け込んでいくのは容易ではない。特に方言やアクセントが独特の地域は、一言話しただけで“よそ者”と見分けられる。その地域に“馴染む”ということは、その人たちと同じような“話し方”に近づかなければならない。着ているものも、食べるものも、その地域に合わせなければならない。余程の覚悟がなければ、達成できないのが“田舎暮らし”なのだ。但し、何かしら“後ろめたい事情”を抱えている場合、田舎は“隠れ蓑”になる。そういう意味合いから“田舎を選ぶ”人達もいる。「益戸育江」の場合はどうだったのだろう。彼女は「高樹沙耶」と名乗っていた時には“華やかな都会”が似合った。本名でもある「益戸育江」に女優名も変えてから(?)“田舎暮らし”となった。仕事も、事実上、女優としては第一線を退いた。「益戸育江」には“華やかさ”が感じられない。この名前では女優として生きられない。そして、もう一つ、名前には不思議なほど“イメージの一致”という作用が働く。その人が、その名前にふさわしいイメージを備えていれば“その名”を長く使い続けるが、ふさわしいイメージを備えていないと、短期間で使用しなくなる。或いは使用できなくなる。そういう風に出来ているものなのだ。だから、本人と合わない雰囲気の名前は使用しない方が良い。そういう意味でも、いつまでも「高樹沙耶」と報道される彼女の“改名”は失敗だったのだ。

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