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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「0.5%の確率」に身構える日本人が「危ない」


結局、最初から起こる確率が「0.5%」という“ほぼ無し”の確立であるのに、気象庁は「巨大地震」の注意情報を呼び掛けた。それを聴いて慎重な日本人の多くが、どこに行ったのかというとホームセンターの“防災売り場”だった。そこで、買われていたのは第一に「水」だ。慎重で用心深い人たちは、水を大量購入しようとする。そんなもの、実際に巨大地震が来れば、真っ先に各避難所に無料で配られる。だいいち、急いで自宅から逃げ出すときに、そんな“重いもの”を持って出ることが出来るはずがない。水は古くなるから大量に購入したなら、保管場所が必要だ。日にちが経ち過ぎると、使用そのものがためらわれてくる。水の次に買われていたのは「突っ張り棒」と「ポリタンク」と「お米」と「カセットガス」だ。「突っ張り棒」というのは書棚やタンスやキャビネットなど箱状のものを天井面から支える棒だ。これがあれば“倒れて来ない”という考えのようだが、巨大地震の場合には床から突き上げて来るので、あまり役には立たない。とにかく、震度4~5程度の地震であれば、役立ちそうな品物が多い。つまり、ほんとうの巨大地震に役立つかは不明な品物を購入していく。だから「突っ張り棒」や「ポリタンク」は通常の百倍売れたのだ。特にわたしが解からないのは「お米」だ。大体が地震でなくても、災害時になれば、水道が止まってしまうとか、ガスや電気が使えないとか、ましてや部屋の中が散乱していて物を取り出せない場合が多い。そんな時に、備蓄の「お米」がどんなにあったって実際には役立たない。災害時に役立つのは「お米」ではなく「パン」なのだ。「お水」ではなく、パック入り、缶入りの「お茶・牛乳・ジュース・コーヒー」などだ。つまり、手を洗わずとも食べられる、飲める食品類だ。そして、そういうものは避難所に行けば配られるように出来ているから、溜めて置く必要などない。いや溜めて置いても、実際には役立たない場合が多い。ただ普段“いがみ合っている”親子や家族などは、こういう時になると妙に結束する。だから、そういう人たちには良いのかも…。結局、ホームセンターとかスパーだけが、奇妙な形で特需に沸く“不思議な結果”となったようだ。
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