「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「10年後の自分」が全く想像がつかない愉しみ


2017年に渡米し、その後、何をしているのかよく解からない状態のまま、時々“ネット上に登場していた”綾部祐二氏が新たなチャンネルを立ち上げ、注目を集めている。渡米後の3~5年間は“何も語らない”“何をしているかわからない”状態にすることを最初から決めていたそうで、なかなか興味深い決意のもと旅立っていたことが判る。近年は多くの人がSNSなどを通じて、何から何までオープンな状態で人生を歩んでいる人が多い。それはそれで“一つの生き方”として良いことだと私は思うが、その一方、そういう時代だからこそ、自らのプライベートを“完全封印”して「何をしているかわからない状態にする」生き方があっても良いと思っていた。ただ日本国内に居る場合、特に有名人の場合には、SNSの発達した現代において「誰にも知られず…」というのは意外なほど難しい。それもあったのか、綾部氏の場合は“渡米”という方法を択んだ。彼によれば「来る前に計画を立てたけど、上手くいったことも、上手くいかなかったこともある」のだという。そうして「それが逆に、おもしろい」と語っている。この人の言葉には、人が生きていくうえで、とても重要なことが述べられている。人生というのは彼の言う如く、どんなに計画を立てても、それが上手くいくこともあれば、上手くいかないこともある。それが人生なのだ。それは、すべての人がそうなのだ。例えば占い師は、みんな計画通りに上手くいっているか。冗談じゃない。プロ占い師の多くが、人生上で“多くの失敗”を経験している。未来など、たとえ“茫洋と見えて”いたとしても、だから上手くいくとは限らない。そして、だから「人生はおもしろい」のだ。計画通りにばかりものごとが進んだら、これほど“つまらない人生”はない。綾部氏は自分の「5年後、10年後、どうなっているかが全くわからない」という。そして「まったく想像がつかないから楽しみです」と語っている。これがいい。誰でも、自分の人生は或る程度まで“選択できる”が、なんとなく想像できる未来の選択と、まったく想像できない未来の選択とがある。堅実型の人は“想像できる未来”を選択しがちだが、だからといって、それが想像通りになるとは限らない。冒険型の人は“想像できない未来”を選択しようとする。それは大きく飛躍する可能性もあるが、坂道を転がり落ちるように転落していく可能性もある。けれども、だから「不幸」とは決めつけられない。ドラマのない人生より、激しい紆余曲折ある人生の方が、少なくとも「おもしろい人生」を歩めることは間違いがないのだ。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言