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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


こういう男性称えると“袋叩き”にあいそうだが


もちろん、これはれっきとした犯罪で、実際、逮捕されているし、本人も言い逃れできる状況ではなく自らの罪や行為を認めている。だから、ここでこのようなことを書くと、女性たちから総攻撃を食らい“袋叩き”にあうのだろうと思う。そうは思うのだが、わたしはこういう人物を世間と一緒になって断罪する気には何故かなれないのだ。事件の経緯はこうだ。実に単純な事件で、30歳になる前橋育英高校の教論であるS(30歳)は、フィットネスジムに通う若い女性のハダカが視たくなって、そのジムに併設されているシャワー室の天井裏に這い上がって、その換気口らしき隙間から、シャワーを浴びている女性の姿を“覗き視した”というのだ。ところが、その女性は天井裏に男性が潜んでいることに気付いていた。そこで、シャワーを終えてから近くの警察署に駆け込み、事情を説明して容疑者である30歳の男性教論が御用となった、という話だ。フィットネスジムに通う女性には、若くて美しい女性も多い。特に最近は“フィットネス”自体が或る種のブームとなっているせいもあって、これまでなら、そういうところとは無縁だったような女性が出入りしているジムも多い。なんども言うが、だからと言って“覗き見”が許されることはなく、れっきとした犯罪だ。容疑者の供述によると、どうしても若い女性のハダカが視たくなった…というのだが、もし、ただ単に“ハダカが視たい”だけなら、風俗を使うなど視る方法はいくらでもある。たぶん彼は“或る種のスリル”と“変態的欲求”があったに違いない。ただシャワー室の天井は、それほど高くない。それに換気窓的な隙間はそれほど狭くない。ふつうに考えて、そこから覗いたなら、相手の方からも“その眼”が視えてしまうことになりやすい。江戸川乱歩の小説に『屋根裏の散歩者』というのがあって、わたしはこの小説が好きだった。これは屋根裏を歩き回って“覗き見する”人物の物語だ。小説としてのこの作品はさまざまな想像力を掻き立ててくれる。だから、小説的に妄想する分には“覗き見”はさいこうの興奮を与える。ただ、小説的に捉えればそうなのだが、実際の“覗き見”など成功する確率はゼロに等しい。なぜなら、天井裏というのは基本的に真っ暗なのだ。大正時代の建築であれば「屋根裏部屋」というのも存在したかもしれないが、現代的な構造では“部屋”的な空間は無いと思った方がいい。そうするとどうなるかというと、身動きが取れないのだ。仮に潜んでも、簡単には動けない。つまり覗ける角度や方向や距離が変わらないのだ。しかもシャワー室の場合は狭いから、ほぼ真上の隙間となる。したがって、女性の頭部や髪の毛や顔貌は視えるかもしれないが、その下の方はなかなか明確に捉えることは難しい。しかも、当然のことながら湯気が立ち上ってくる。つまり、温泉街を歩くのと同じで“ぼんやり”としか視えなくなる。彼は努力して“覗き穴”を手に入れたのだが、実際にはほとんど視ることが出来ずに御用となったのだ。
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