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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


どこか似ている「喪黒福造」と「運命学的幸運」


バブル期に放映され人気を集めた「笑ゥせぇるすまん」の実写版12回が、7月18日からテレビ東京系で配信されるという。その主役である“無料で幸せを売る男”喪黒福造役となったのがロバートの秋山竜次氏であるという。その予告画面を見たが、確かに「喪黒福造」的な雰囲気を見事に発揮している。この人は、梅宮辰夫氏の“奇妙なモノマネ”をやるようになってから「一皮むけた」とでもいうか、恐れを知らなくなったとでもいうか、さまざまな分野の“奇妙なコスプレ”などをするようになり、観る者にコンプライアンス大丈夫か…と心配させながらも、ぎりぎりセーフで活動している。しかし考えてみれば、元々「役者」というのは“他人になり切ること”なわけで、そういう点から言えば、文句なく“さまざまな妖しい外貌”になり切って活動しているのが、いまのロバート秋山氏のようだ。本来「芸人」というのは“芸を見せる人”なわけで、一見して“それ”になり切って登場するのは、芸人のお手本だと言えないこともない。最近の芸人は、コンプライアンスを意識しすぎるせいか「ふつうの人」としか視えないような人達も多い。舞台上とか、TV画面上とかではそれなりに弾けても、それが終わると、すぐ「ふつうの人」に戻ってしまって、何の個性も感じられないような…そういう芸人が多くなった。役者にしても「整い過ぎた役者」ばかりが多くなって、日本のドラマなどでは特に“イケメンだらけ”“美女だらけ”でどっちの役者がどっちの役柄を演じたとしても、そう変わらないのではないかと思えてしまう。むかし「違いの判る男」という表現があったが、文字通り「違いの判らない男達」ばかりが役者として増えていくようで、なんとなく物語に入って行けない。やはり、この役は「この人でなければ当てはまらない」というような強烈な個性を持っている役者が欲しい。たとえば「寅さん」を演じた渥美清氏は、そのあといろいろな役柄を演じても「寅さん」に視えてしょうがなかった。そういう役者が少なくなった。喪黒福造は、悩める人に対して“無料で願いを叶えてやる”のだが、彼との“約束事”を守らないと、途端に“不幸がやって来る”ようになっている。この「幸運のシステム」は、運命学的な幸運のシステムと共通する部分を持っている。これこれを守れば幸福になれるとか、これを行えば幸運を得られるとか、運命学的な“秘法”を授けても、それを忘れてしまう依頼者は多い。人は誰でも、苦境を脱すると、守ってきた約束事を忘れてしまうようなりがちなのだ。
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