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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


どんな世界でも「セミプロ」くらいが一番苦悩⁉


たぶん世間的には“無名”に近い漫画家スガイラカ氏が、Xに発表した『マンガかきオバケが生まれて成仏するまでの話』が注目を浴びている。この作者は一応(⁉)漫画家だ。2022年にヤングマガジン部門賞を受賞している。ただ、その後も商業作品は極めて乏しいようだ。どの世界でも、こういう“プロ”なのか“セミプロ”なのか、よく判らない人というのはいる。彼女の場合、年齢的には30歳か31歳か、その辺なのだが、このくらいの年齢も、そういうプロなのかセミプロなのか、よく判らない人たちには多く存在する。ミュージシャンとか、アーティストとか、デザイナーとか、アイドルとか、作家とか、芸人とか、アスリートとか、YouTuberとか、役者とか、アスリートとか……数え上げればきりがない。いずれの世界も、ピンキリで年収が何千万円という人たちも居れば、ほとんど“無収入”に近い人たちもいる。そして、ここからが重要なのだが、その“ギリギリのラインに居る”人たちには、おおよそ三種類のタイプがいる。つまり十分に才能があって、チャンスさえ与えられれば、あっという間に“一流プロ”にまで上り詰めていく人と、才能があるのかないのか微妙で“ぎりぎりその仕事”で暮らし続ける人と、いつの間にか闇の向こうに脱落していく人と……の三種類だ。こういう世界は、才能も必要だが、運も必要で、どんなに才能があっても「運」が乏しいと、ギリギリのところからなかなか浮上できない。また、一口に「才能」というが、これは正確に言うと「世の中が求めている才能」ということで、例えば、ここで取り上げているスガイラカ氏の場合、一応、作品の一部を見て見たが、絵そのものは“プロの領域”にあるのだが、いちばん気になったのは「魅力的な絵(画)ではない」という点だ。話の内容としても少し“凡庸”な気がするが、それよりも、まず漫画世界なのだから、人物に魅力がなければ読むものを引寄せられない。その描かれた漫画の容貌は、確かにリアルで“居そうなタイプ”だが、魅力的ではない。つまり、この人物と「友達になりたい」と思わせる魅力がない。もし作者が、そういう部分を改良して描くことが出来れば、必ず、将来的には一流のプロ漫画家になっていけるに違いないのだ。作品は多少展開がおかしくても“生命力”と“魅力”が宿っていて、ぐんぐん引寄せる力が欲しいのだ。
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