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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


なぜ近隣の人は「最上あい」を助けなかったのか


日本人は他国の人に比べて、未知の人に対しては、それほど親切とは言えないような気がする。特に“路上での出来事”に対しては、実際に何かが行われていても、それが事件性が強かったとしても、手出しをしないというか、見て見ぬふりを決め込むというか、総じて“冷たい”反応の人がほとんどだ。もちろん、その時の状況によっては、そうせざるを得ないような場合もある。たとえば、明らかに“ヤバイ集団”が取り囲んでいる……とか、銃や刃物や爆発物を持っている……とか、どういう事件なのか想像がつかない……とか、被害者が助けを求めている様子がない……とか。だが、これらと違って、明らかに瞬間的に“大体の概要”は把握できて、状況が掴めて、今自分が何かをすることで、もしかしたら、被害者が「救われるかもしれない」と感じても、それでも“行動する人”は意外なほど少ない。そういう意味で、わたしは日本人は決して親切とは言えない気がする。もちろん、わたしなど小柄で体力も乏しく、武道を習った経験も無いから、そういう場面に出くわしたとしても、救出できるとも思えないし、足がすくんで動けないかもしれない。ただ110番通報することくらいはできる。それすらも、多くの人は行おうとはしない。3月11日の午前10時ころ、東京の駅に近い“人通りの多い街中”で、路上配信を行っていた女性が殺害された。わたしは知らないが「ふわっち」と呼ばれるアプリを通じての路上配信らしく、その世界ではけっこう名の知れた「最上あい」という22歳の女性が「丸ノ内線の内側を歩きながら…」配信していく方式であったらしい。したがって、殺傷された場所も人通りが多く、商業ビルも多く、その襲われたときの悲鳴とか、助けを呼ぶ声は、多くの人が耳にしている。多分、目撃した人も、何人もいたのではないだろうか。それなのに、すぐに警察や救急車はやって来ていない。だれも、容疑者に対して近づいた様子はない。止めに入った人物も居なければ、大声で何とかしようとした人物もいない。だれもが気付いていながら「自分には関わりないこと」として放置したのだ。もう何年になるかわからないが、昔も一度、路上でライブ直前の女性歌手が襲われた事件があった。あの時も、血だらけになっているのに、だれも通報者が居なくて助けが遅れた。今回の場合も、通報が遅かったようで、血だらけになって被害者が倒れ込み、加害者がそれを蹴りながら撮影していたのに、だれも制止しなかった。どうして、東京は身近な人が大声で助けを呼んでも通報すらしてくれないのか。大昔ではないのに、こんなに誰もが電話を持ち歩いていながら、無関心なまま通り過ぎるのか。「東京」はどうなっているのか、いや「日本」は、そういう国に成り下がってしまったのか……。
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