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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


まだまだ「和室」は日本人の暮らしに必要⁉


興味深い調査結果が出ていた。既に自分の家の中に「和室」を所有している人達へのアンケート調査で、その8割に近い人達が「和室があって良かった」という認識を持っているという。そして、その理由として一番多かったのが「やはり落ち着く」という回答だった。特に「畳の香りそのものが良い」とか「睡眠の質が向上する」とかいうものがあった。わたしは真新しい「和室」というものに入居したことがないので、畳の香りというものは正直よくわからない。子供時代、いつも畳のある暮らしだったが、真新しい畳ではなかったので、香りなどというものを嗅いだ記憶がない。次の“睡眠の質”が向上するというのも、正直、わたしには解からないが、真新しい畳であれば、そうなのかもしれない。このアンケートの中には“畳に布団”という“和風な暮らし方”を好む人の回答が多いような気がしたが、わたしの場合には“幼い頃の貧しい暮し”が想起されてしまうので、どうも“畳に寝る”ということ自体にトラウマが生じてしまう。何しろ、わたしには“6畳一間に6人で寝る”という原体験のようなものがある。だから「睡眠の質が向上する」と言われても、頷くことが出来ない。ただ、そういうことを抜きにすれば「子供の遊び場になる」とか「ゴロゴロできる」とか「転んでも怪我をしにくい」とか「下の階に響かない」とか「お昼寝部屋に良い」とか、それぞれに理解できる要素は多い。日本人は“胡坐座り”をする。それが畳というものに合っていることは間違いがない。欧米人は“胡坐座り”の出来ない人が多いので、そういう意味では、日本人にとって“落ち着きやすい部屋”が畳のある和室だということになる。若い人たちの中には“畳と障子の組合せ”をオシャレな部屋と感じる人もいるようだった。確かに、真新しい障子の部屋というのは“和の雰囲気”が出ていて、襖も本格的なものは観ているだけで美しいものだ。しかも、そこには或る種の“落ち着き”と“癒し”効果とがある。だから考えてみると、立派な畳や襖や障子や柱や中庭なども含めて、トータルでの“立派な和風建築の部屋”であれば、まちがいなく落ち着くし癒し効果があり、睡眠の質も向上するに違いない。だから、これは一概に“すべての和室”を一律に評価しようとすること自体がナンセンスなのかもしれない。
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