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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


もしかしたら「TVドラマ化」するかもの物語⁉


自らの半生を描いた近藤令著『底辺漫画家 超ヤバ実話』が評判を呼んでいる。漫画そのものとしてどうこうというよりも、フィリピン人妻との壮絶な夫婦生活がリアルに描かれていて、文字通り“ヤバすぎる”からだ。タイトルに「底辺漫画家」とあるが、現在“プロ漫画家”として生活している人はどのくらいいるのだろう。いまや人気漫画家は日本国内だけではなく“世界”を相手の商売をしていて、その結果として年収、何千、何億と稼ぐようになっている。その一方で、貧しい漫画家も山のようにいる。芸能人やアスリートも似たようなものだが、漫画という世界も、その格差の大きさに“啞然”とさせられる。では、この著者のように“売れない漫画家=底辺漫画家”はどうすれば良いかと言えば、売れている漫画家のアシスタントとして働く……のが普通となっている。だいたい、何かの漫画賞などを取って、単発で作品が載っても、まったく反応がないような漫画家の場合、とりあえず“手っ取り早く収入になる”のは、この“漫画家アシスタント”なのだ。そういう形で底辺漫画家生活をしていた彼が、フィリピン人妻を得て、新たな暮らしが始まる。この“超ヤバ実話”は何と言っても、この部分がいちばんリアリティーがあって面白い。底辺漫画家がゲームに嵌まって、それを仕事帰りにするようになる。当然、帰宅が遅くなる。それによって自宅から締め出され、何とか玄関を開けてくれるよう頼んだら熱湯を浴びせられた…というシーン、或いは底辺漫画家が少しだけ余裕が出来て、キャバクラに行ったら、そこにやってきたフィリピン人妻にビール瓶で脳天をたたき割られた…というシーン、何と言っても、あえて漫画でなくても“壮絶な夫婦生活”が垣間見れる。やがて、漫画家の日本人母親と、フィリピン人妻と、ふたりが同居する形となって、その嫁姑間のほころびは繕いようのない状態となる。結局フィリピン人妻とは7年で離婚することになるのだが、その部分だけで十分に一本の“TVドラマ”が作れそうな感じの物語なのだ。この主人公役としては、芸人で“底辺に居た期間が長かった”人物が似合いそうな気がするのだが、漫画原作の作品としてはリアリティーがあってヒットしそうな予感がする。
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