海外に行ってホテルのテレビをつけると、ほとんどの国で“日本のアニメ”が放映されていることを改めて感じる。実際、それを見て育った外国人は年々多くなっている。そういう意味では、日本の文化や習慣など、黙っていても理解・吸収してくれる外国人が年々増えてきているともいえる。そういう国の一つにサウジアラビアがある。昨日、46年ぶりにサウジアラビアの国王が来た。何んと、お供を1000人以上引き連れての“大名旅”である。さすが石油大国。ところが、その“原油価格”が低迷している。これまでは黙っていても“お金持ち”でいられたのだが、これからはそうはいかない。さて、どうするか。ということで、国王が“アジア歴訪”を行っているのだ。これまでマレーシア、インドネシア、ブルネイと訪れ、次が日本、その次が中国だ。これまではいずれも“イスラム教の国”だ。いわば身内のような存在。日本と中国が、長期経済の立て直しに欠くことの出来ない相手国となる。特に日本では“製造業の技術協力”と“アニメやゲームの共同開発”がメインテーマとなる。その両方とも、日本では技術的には最先端だが、資金が限られているため研究・開発に制限がある分野だ。その点、サウジアラビア様がお傍に居れば安心して“研究・開発”が出来る。素晴らしい。ということで、日本にとっても、特に“日本の未来”にとって、もっと言えば“日本の子供たち世代”にとって、素晴らしい話をしに来てくれたのがサルマン国王なのだ。そして、その推進役はムハンマド副皇太子である。彼こそ日本のアニメ育ちで、早くから日本に好意的だった人物だ。つまり、日本のアニメが副皇太子を育て、そしてそのアニメやゲームが“新たな投資部門”として、将来の日本を救おうとしているのだ。それにしても1000人以上を引き連れての外遊、いや歴訪とは、さすが石油大国。鼻も大きいが、財布もデカい。
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