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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


コンゴだけに止まるか⁉「二つの謎の感染症」


アフリカ中央部に位置する「コンゴ」という国は、われわれにとってはあまりなじみ深い国ではない。したがって、どうしても“遠い国の出来事”と考えがちだ。ただ昔、流行(⁉)したエイズなども、最初はアフリカの一部だけで注目された感染症だった。そういう意味では、今回の“謎の感染症”も、その地域だけで流行っているだけなら良いが、徐々に世界へと蔓延していく可能性を持つ。その一つは「エムポックス」と呼ばれる感染症で、急性の発熱と発疹が特徴で、こちらの方は“世界的に広がる”というところまではいっていないが、既に「日本」にも上陸している。コンゴでは、この病の件数が4万7000件も報告されていて、死者も1000人以上に達している。或る意味では「コロナ」以上の威力なのだ。そして、もう一つの方が、まだ正式名称を持たない“謎の疾患”でインフルエンザに症状が似ている。ただインフルエンザと異なるのは、若い十代の人たちへの感染例が多く、一気に高熱、頭痛、咳が襲って来て、貧血となり、呼吸困難となって死亡してしまう例が多いことだ。この中で「貧血」という部分がインフルエンザとは決定的に異なっている。もう一つ、呼吸困難になって、そのまま亡くなってしまうというのも奇妙で、それも老人ではなく圧倒的に十代後半の若者たちなのだ。既に143人が死亡したとも報告されている。WHO(世界保健機構)もことの重大さを意識していて、既に現地に研究者を派遣し、現地の医療関係者と調査に当たっているが、いまのところ、確かな治療法はない。「コンゴ」という国はアフリカ中央部で、どうしてこの地域だけにこれらの感染症が拡大しているのかわからないが、日本のように衛生環境が整っている地域ばかりではないので、そういう意味ではいったん広がると、感染症は一気に拡大してしまいやすい。ただ本来は免疫性の強い若者たちに感染し、次々死亡していくところから考えると、その原因を突き止め、治療法を確立するまでに、それなりの時間を有するかもしれない。この年末、アフリカに赴く人は少ないと思うが、それでも海外での解放感から向こうでの飲食物に対しては細かな注意を欠きがちになる。2025年の年頭に“謎の病”が、本人も知らぬ間に海外から持ち込まれることがないよう厳しいチェックを願いたい。
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