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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


スーパーで「息子」を「いくらなら買える⁉」


世の中いろいろな人が居る。何かが欲しくなると「もう、どうやってでも欲しい」と我慢が利かなくなる人もいる。確かに“美しいもの”や“可愛らしいもの”は魅力的ではある。たまに男性で「美女」を観ると、どうやってでも“自分のモノにしたい”という、良からぬ欲求を抱く人もいる。アメリカ・テキサス州のスーパーはセルフレジのところが多い。次々と順番待ちの客が並ぶ。その日、スパーに買い物にやって来ていた母子が居た。店内での買い物を終え、いつものように母子でセルフレジに並んだ。その待っている間に、見知らぬ中年の女が近づいてきた。彼女はピッタリと近づいて、しばらく自分たちを観ていた。息子はまだ1歳だが大人しく母親の傍に寄り添っていた。「可愛いし、ほんとうにきれいね」見知らぬ女は母親の方とも息子の方ともいえない中間くらいに向かって独り言のようにつぶやいた。けれども、その物言いは明らかに息子に向けられたものだった。「あなたの息子さんのブロンドの髪と青い目はとても魅力的だわ」今度は、あきらかに母親の方に向かって言った。母親は小さく笑った。ちょっと間があった。それから「息子さん、売ってくれない⁉」女は強い眼で母親を見てきた。なにを言ってるんだろう…と母親は思った。「ねえ、いくらなら買えるの⁉」重ねるように女は言った。冗談だったのか…母親は愉しそうに笑った。けれども、中年の女は笑わなかった。「いくらを出せば売ってもらえるの」まだ、言ってる。それに、傍から離れない。「駐車場の車に2800万円ほど用意してあるの、いくらなら良いの⁉」「いい加減にして、息子に値段はないの!」母親はキレ気味に言った。怖くなって、しっかりと息子の手を握った。「もう、そういう話は止めて、息子から離れてください」ちょうど、順番が廻って来たせいもあって、その女をあからさまに遠ざけた。女は黙ったまま、そこから離れた。買い物の清算を終わって、すぐに店を出ると女が付いてきそうな気がしたので、母親は息子と一緒にトイレに行って時間つぶしをした。もう、女の姿は消えていた。そこで駐車場で自分の車に乗り込むと、なぜか隣にさっきの女が車で近づいて来た。そして窓を開け「ここにはないけど、5700万円までなら支払う用意があるわ」と食い下がってきた。「息子は商品ではないの警察を呼ぶわよ」と電話を取り出すと、女の車は走り去っていった。母親は怖かったので、あとから、実際に警察へと通報した。店や駐車場の隠しカメラの映像などから、母親の申し立てが正しいと証明され、後日、女は逮捕されたが、すぐに保釈金を払って出ている。もし高級デパートだったら、もっと金額は跳ね上がったのだろうか……
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