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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


ロボットの「芸術作品」が次々と誕生する⁉


われわれは何かを“勘違い”していたのかもしれない。「ロボット」は確かに人類にとって有効だが、それは主に“科学技術”の分野においてであって、芸術や芸能、或いは“精神”の分野においてではない。ほとんどの人が、私と同じような“勘違い”をしていたに違いない。けれども、それは違ったのだ。このほど英国のエイダン・ミラー氏によって“ヒューマノイド型(人間型)”ロボットが完成し、詩人ダンテの“死後700年”を記念する展覧会の一環として、オックスフォードの博物館に出展された。そのヒューマノイド型ロボットは「エイーダ」と名付けられている。近年の研究によって、ロボットには人の書いた文章を“模倣する能力”があり、その能力を活かすことで、モノマネではあるが“新たな文章”を生み出すことが出来る。しかも、エイーダの場合、言語能力も備わっているので、長文であっても“語り続ける”ことも可能だ。その結果、この優秀なるロボットは、自ら詩人ダンテに似た作品を生み出し、そしてその“自らの作品”を朗々と語り続けることが出来るのだ。したがって、その展覧会に来た人々は、まるで現代に“新たなダンテ”が生まれ変わったかのような詩人エイーダによる“新たなる作品”を生で聴くことが出来る。そして、この試みが教えていることは遠くない時代に、ヒューマノイド型ロボットたちが、古今東西の優れた芸術家たちを蘇らせたかのような“新たなる芸術作品”を次々と生み出していくに違いない。さらに単独の芸術家作品の場合には“模倣”だが、もしこれを“複数の芸術家作品”を記憶学習させ、それらから“総合的に模倣する形”を取らせることが出来れば、間違いなく“そのロボット自身”が生み出した新たな芸術作品になる。文章だけでなく、絵画とかデザインとか彫刻などの分野でもそれらが可能になっていくかもしれない。考えてみれば、われわれだって、最初は“模倣”から始まるのだ。この考え方を進めていくと、例えば“心の病”などの場合、その種の知識や症例を多数詰め込んだロボットが対応することで、単なる“癒し”だけでなく、その“根本原因や治療法”などを、ロボットが探し出してくる、ということなどが可能になって来るのではないだろうか。或る意味で、もっとも“人間的な分野”のことが、何十年か経った時には“ロボット専門”に取って代わられているかもしれない。
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