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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


一年前に比べて「家賃が2.2倍」跳ね上がった街


北海道千歳市は「新千歳空港のある街」として知られている。けれども昨年からは「ラピダスがやって来る街」として知られるようになった。「ラピダス」というのは“次世代半導体を作る会社”だ。日本における次世代半導体の最初の拠点になる場所なのだ。いまや世界的に「次世代半導体」は欠くことのできない産業で、将来的には「日本を救うことになるかもしれない」産業だと言える。なにしろ、日本の場合、地下資源が乏しい。黙っていても「財産」に変え得る遺産を持っていない子供たちなのだ。だから自分たちで“製品を作って”売っていく以外にない。今後いちばん売れるのは「半導体」に属するものだ。それも「次世代半導体」と呼ばれる“未来用の製品”だ。それを早く完成させて売り出すことが出来れば、遅ればせながら日本も“お金持ち国”の仲間入りを果たせるかもしれない。すでに日本の各地に“半導体関連企業”が続々と誕生している。けっして千歳市だけではない。代表的なのは熊本に出来つつある半導体の各種工場だ。但し、これは元々台湾メーカーが日本に進出してきたもので、純粋な“日本の企業”とは言い難い。したがって、その儲けも“日本の取り分”はそんなに多くない。純粋な“日本だけの半導体企”として産声を上げようとしているのが「ラピダス」なのだ。その千歳で、いまファミリー向けの賃貸住宅が異様なほど値上がりしている。需要に供給が追い付いていないのだ。なにしろ一挙に人口が増えるので、それに合わせて住宅建設も急ピッチで進む。これまでは千歳市というのは、札幌に近く“自衛隊の居る街”として知られていたが、特別、これという産業を持っていなかった。したがって住宅価格も周辺の地域と同様、札幌市と比べて半値くらいがふつうだった。昨年11月には、もう完全にラピダスの工場建設が始まっていたのだが、それでも近隣の市町村とそう変わらない家賃だった。それが、今年11月には急に跳ね上がって札幌市の中央区に近い住宅価格となっている。ファミリー向け3LDKの平均価格は15万円~16万円となり、これは一年前から2.2倍もの上昇率なのだ。今後も上昇が続けば、もしかすると札幌市を上回る賃貸価格となっていくかもしれない。その価格そのままに“ラピダスの製品”が世界に向けて高値で出荷されるようになれば、千歳市だけでなく、北海道にも、日本そのものにも、大いなる富をもたらしてくれるに違いない。
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