岸田外務大臣の“日露交渉の展開”などを見ていると、つくづく日本人は“交渉事”に向いていないな、と実感する。“日露交渉”だけではない。さまざまな国との交渉や取引でそれを感じる。近年は世界の情勢が揺れ動いていて、平穏な時代とは異なる。そういう時には、臨機応変な“交渉術”が必要で、日本のような“術”というものが感じられない“交渉・取引”では最初から勝ち目がない。ところが、日本人は“術”を嫌う。要するにどこかで“駆け引きをしてはならない”と考えている風なところがある。“誠実さ”こそ世界を征する、とでも思っているかのようだ。そういうものは残念ながら国際社会では通用しない。この“どうしようもない事実”を日本人は解っていない。というよりも“解りたがらない”国民性を持っている。「四島一括即時返還」などと未だに真顔で言う人たちがいる。そんなことを言っていたら、永遠に四島とも戻らない。日本に理解を示すプーチン氏でさえも「ヒキワケ」という譲歩案なのだ。ロシア国民の大多数は、それすら拒否なのである。「四島一括」などと言ったら、プーチンの面目丸つぶれではないか。だからプーチン氏は二時間も岸田氏を待たせたのだ。それを口にさせないためである。本来なら、あまりに“無礼な行為”だが、プーチン氏にしてみれば、先にそれを行ったのは日本だろう、ということになる。せっかく自分が「ヒキワケ」という最大級の“譲歩案”をさりげなく提示しているのに、日本のマスコミは最初から「四島一括を!」の大合唱である。それでは、ロシア国民が承知するはずがない。もし、どうしてもそこをついてくるなら、北方領土に関しての交渉は“封印する”という意思表示なのだ。北朝鮮との“拉致問題”でもそうだが、相手側が少しでも歩み寄ってきたなら、とりあえず“その部分”でテーブルに着くのが、交渉・取引の常識なのだ。日本人からすると“誠意なき態度”だが、国際社会では“それが交渉事”なのだから、ここで“誠実さ”など持ち出しても意味がない。「武士道」は通用しないのだ。
ホテル事業で赤字を膨らませていた企業が、いつの間にか“大きく変身”して、いまや「日本のストラテジー社」と呼ばれている企業がある。東証スタンダードに上場している「メタプラネット」とい 続きを読む
学歴詐称問題で“すったもんだ”したあげく、伊東市の田久保真紀市長は「続投」することを表明した。今年はどうも“そういう年”らしく、兵庫県の斎藤知事も最終的に「続投」となった。マスコミ 続きを読む
架空取引による「裏金捻出事件」で川崎重工は神戸造船工場の幹部ら関係者51人を懲戒処分にした。その“裏金”を飲食費やゲーム機提供に宛てていた海上自衛隊のトップを含む関係者93人に対し 続きを読む
TV画面に「逃げて‼」という文字が大きく出ている。いつまでも出ている。だが、実際には“3m”と予測されていた地域でさえ“1m”にも達していない。だが画面には、いつまでも「逃げて‼」 続きを読む
選挙によって野党がちょっとだけ多くなり、その結果として「現金給付」より「減税」に傾く可能性が、ちょっとだけ強くなった。最近は日本だけではなく世界的に“極右政党”が大躍進の時代となっ 続きを読む
「石の上にも3年」という言葉があるが、山形大学が「ナスカの地上絵」の研究を始めて早や20年が経過している。石の上にも20年だ。その結果、今回も「248点の新しい地上絵」を発見したそ 続きを読む
確か2年ほど前まで「生涯収支マイナス2億円君」だったような記憶がある「霜降り明星」粗品氏が、現在は「生涯収支マイナス4億円君」に変っていて、相変わらず毎週土曜日に彼自身の“競馬予想 続きを読む
われわれはどうしても「喉元過ぎれば熱さ忘れる」で、苦悩しているときには「これさえ上手くいけば幸せになれるのに…」などと思いがちなものだが、いざ、それが過ぎ去ってしまうと、もう“その 続きを読む
もはや石破首相の退陣は“決定的”と言われる。それでは次に“日本の首相”となるのは誰なのか。運命学的な観点から観て見よう。国民へのアンケート調査によると、次期首相として「もっとも相応 続きを読む
アメリカの人気プロレスラーで俳優でもあるハルク・ホーガン氏が7月24日、フロリダの自宅で急逝した。心不全的な病だったようだ。2023年9月に25歳年下の女性と“3度目の結婚”をした 続きを読む