日本人には、総じて“潔癖観の強い人たち”が多い。したがって、自分に対しても、他人に対しても、何かしら「罪」を犯した場合、それを簡単には許さないケースが多い。刑事事件に値する「罪=犯罪」は法廷で裁かれ、一応、定められた法律によって「罰=刑罰」を受ける。その量刑は必ずしも妥当なケースばかりではないが、とにもかくにも“社会的制裁”を受ける。問題は、“刑事罰の対象外”ではあるが、明らかに“罪の自覚を持つ行為”に対して、人はどう“罪を償う”べきなのか、また人はどう“罰する”べきなのか、考えさせられるケースが多い。最近の社会的な事件とか、報道とかを見ていると、日本人の一般的な感覚として、刑事事件ではなくても“良識上の罪”や“道徳上の罪”に対して、決して許すまいという雰囲気が大勢のような気がする。自分には“直接的な関わり”がなくても、“良識”や“道徳”を欠いた行為を行ったものに対しては、“厳罰”を与えなければ気の済まない人が多い。特に“お金”と“sex”に関連する過ちに対して、潔癖観が強いように思われる。近年、さまざまな“生き方”を認める風潮にありながら、一度でもそういう“過ち”を犯した人に対しては、徹底的な排除や侮蔑を繰り返す人たちもいる。そういう考えが過度になると「いじめ社会」を助長することに気付いていない。確かに「罪」には「罰」が必要である。けれども、行き過ぎた罰は、社会を息苦しくする。もう少し、人間の犯す“さまざまな罪”に対して“寛容な社会”を作り出す努力も、昨今の日本には必要なのではないだろうか。
TV画面に「逃げて‼」という文字が大きく出ている。いつまでも出ている。だが、実際には“3m”と予測されていた地域でさえ“1m”にも達していない。だが画面には、いつまでも「逃げて‼」 続きを読む
選挙によって野党がちょっとだけ多くなり、その結果として「現金給付」より「減税」に傾く可能性が、ちょっとだけ強くなった。最近は日本だけではなく世界的に“極右政党”が大躍進の時代となっ 続きを読む
「石の上にも3年」という言葉があるが、山形大学が「ナスカの地上絵」の研究を始めて早や20年が経過している。石の上にも20年だ。その結果、今回も「248点の新しい地上絵」を発見したそ 続きを読む
確か2年ほど前まで「生涯収支マイナス2億円君」だったような記憶がある「霜降り明星」粗品氏が、現在は「生涯収支マイナス4億円君」に変っていて、相変わらず毎週土曜日に彼自身の“競馬予想 続きを読む
われわれはどうしても「喉元過ぎれば熱さ忘れる」で、苦悩しているときには「これさえ上手くいけば幸せになれるのに…」などと思いがちなものだが、いざ、それが過ぎ去ってしまうと、もう“その 続きを読む
もはや石破首相の退陣は“決定的”と言われる。それでは次に“日本の首相”となるのは誰なのか。運命学的な観点から観て見よう。国民へのアンケート調査によると、次期首相として「もっとも相応 続きを読む
アメリカの人気プロレスラーで俳優でもあるハルク・ホーガン氏が7月24日、フロリダの自宅で急逝した。心不全的な病だったようだ。2023年9月に25歳年下の女性と“3度目の結婚”をした 続きを読む
最近の調査で、いまの日本は欧米各国にも引けを取らないような“インフレ国”に変貌していることが判然としてきている。そんなことは言われなくっても、日常生活の中で、だれもがひしひしと感じ 続きを読む
ほとんどの人たちにとっては「結婚」と「離婚」は“正反対のこと”のように感じる。だから、いくら“お笑いコンビ「はんにゃ」”として長く仕事をしてきているからといって、片方が結婚を公表し 続きを読む
ちょっと早まったとでもいうか、自民党比例区の鈴木宗男氏は深夜に「政界引退宣言」を出して消えたのだが、なんとそれから数時間後に「ぎりぎり当選」が判明して、何ともバツの悪い「撤回の当選 続きを読む