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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


個性と才能が求められる「フリー」渡邊渚氏の闇


芸能人でも、アナウンサーでも、一般の仕事でも、本質的なことはそれほど変わらない。大きな企業や組織の中で働くということと、フリーとなって独立し、個人事業主となって働き出すことの“違い”である。大きな企業や組織には、それなりの実績と信頼がある。だから、そこで働く人たちにも、最初から或る程度の“信頼”が付随している。ところが、その組織を離れてフリーとなったとたんに“その信頼”は剝ぎ取られてしまう。どんなに“その組織”の元で才能を発揮していたとしても、独立した場合は「ゼロ」から出直さなければならない。それが“世間の荒海”というものだ。これまでなら、組織が守ってくれたり、与えてくれたりしたものが無くなり、裸になっての再出発となる。女性誌の記事として、昨年8月にフジテレビを退社し、フリーとなった渡邊渚氏の現在について“不安視する”報道が出ている。彼女はフリーとなった後、今年1月にはフォトエッセイを大手出版社から発売、更に6月には写真賞も出た。本来のアナウンス業も、3月から経営者へのインタビュー番組、6月からはタレントとして種々のことに“アイドルと一緒に挑戦する”番組がスタートしていた。ところが、この番組の方は早くも“打ち切り”が決まったという。ただフリーとなって、まだ一年余りであるから、これだけの仕事を始められたら十分だと私などは思う。元々が有名タレントでもなく、有名アナウンサーでもなかった。何が元で辞めたのかについては各種の報道があるが、持病も辞めた理由の一つであるらしいので、それであればなおのこと、ムリに多忙な日常を開始する必要はない。本来、辞めてすぐ“フォトエッセイ”や“写真集”を出せたこと自体が奇跡に近いのだ。いくつかの仕事が、急きょキャンセルになったりしたなどあって不運な部分もあるが、元々“超人気アナウンサー”などではなかったのだから、個人事業主として、多少のトラブルは最初から或る程度は覚悟しなければならない。もう“組織の人間”ではないのだ。芸能人でもそうだが、組織を離れて活動する以上は、自らが自らを守って生きていく以外はない。ただ個性と才能を求められるフリーアナウンサーという職業は、それに見合うものを持っていれば、必ず“それなりの仕事”は焦らなければ与えられていくような気がする。多くの“フリー”の経験者たちが、それなりの苦労を経験した後で、大きな仕事や才能に見合う仕事を与えられている。わたしが思うに、この人はタレント志向が強いようにも思うが、本来のアナウンサーという職業は“地味な裏方的仕事”であることに早く気付いてほしい。
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