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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


再び「円安」「BTC高」「原油高」への動き⁉


一時期おとなしくなっていた金融市場が再び活発に動き始めている。今回は、前回ほどには急激ではなく、あくまでも“じわじわ”という感じなので、多くの人が“それ”と気付かない。或いは気付いたとしても、緩やかな動きの場合は何となく容認してしまいそうな雰囲気がある。「円安」への動き、「ビットコイン(暗号資産)高」への動き、「原油価格高」への動きだ。これらは微妙に連動している。そして、これらが“そういう方向”へと動いていくとき、それに付随して「日本株」も徐々に上昇していく。だから、そういう意味では、それらへの“緩やかな動き”は悪いことではない。日本経済にとってプラスに働くのだ。今回、大手企業の多くが給与アップへと動いたが、それは政府が誘導したからではない。日本の製造業では“円安メリット”の多い企業が大多数を占めているからだ。もちろん輸入に頼る加工食品産業や建設業や飲食業などにはマイナスに働く。だから結果的に視れば“収入格差の大きい社会”を作る。それはそうなのだが、やはり全体でみると“緩やかな円安”の方が“デフレからの脱却”という点でもプラスなのだ。一時的には徹底的に売り叩かれ、悲惨な状態にあった暗号資産のビットコインも、ここにきて急速に盛り返し始めている。まるで潮目が変わったように秘かに上昇し始めている。そして、もう一つ、日本株との連動性が高い原油先物も、ここにきて久々の80ドル越えとなっている。つまり金融市場が一時期の低迷を経て、ようやく徐々に“新たなる風”を起こしそうな雰囲気にある。もちろん、今回はいずれも徐々に……という感じであって、一気にではない。一気に上昇すると必ず問題が生じる。たとえば「円安」の場合、再び食品類の値上げなど起こりかねない。ところが急激ではなければ、種々な方法でそれを吸収していける場合が多いのだ。実際、徐々に“円安方向”と言ってもまだ1ドル=133円後半程度で、昨年の151円というのに比べれば、はるかにまだまだ余裕がある。だから140円程度までは大丈夫なのだ。ほんの少しずつそういう方向へと動いて行けば良い。そうすれば日本株にもプラスに作用し、徐々に日経平均3万円に手が届くようになる。一気に上昇しても実質的には個別の株では、あまり上昇していないケースが多いものだ。日数をかけて上昇してくれた方が日本株の場合は有利なケースが多い。それに伴って日本の経済全体も徐々に回復させていけば良い。時間をかけて徐々に経済を上向かせる方が日本人の気質から言っても無理がない。暗号資産はほんとうに上昇していけるか疑問だが、少なくとも一時期のような“全滅状態”からは脱しつつあるような……
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