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今日の迷言・余言・禁言

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“占い師”から“詐欺師”に転落した⁉ステラ薫子氏


おそらく私のような“占いの同業者”は、誰も“今回のような事件”に対してコメントしないと思われるので、あえて同業者からの“冷静な観方”を書いておくことにした。「文春」によれば、タロット占い師として有名なステラ薫子氏が「貸金返還請求訴訟」をいくつも起こされ、それぞれに対して「支払い命令」が下ったにもかかわらず、まともに返金していない状況のようだ。その金額は、総額で3億円を上回るとも言われ、中には上場企業からの“融資金”もあるようだ。どうして、こんなことになっているのか。まあハッキリ言ってしまえば、上場企業も、個人の金持ちも、ステラ薫氏の“占い詐欺”に遭ったようなものだと言って良い。要するに占いとは直接関係のない形でステラ氏に対して“投資金(⁉)”もしくは“融資金(⁉)”を手渡し、それが還って来なくなったということだ。ここで質が悪いと思うのは、ステラ氏は有名人の名前を使って詐欺を行っている点だ。つまり直接、自分が借り受ける形ではなく、その有名人のため「出してあげて欲しい」と言っている点だ。つまり“貸す形のお金”なのか“投資金としてのお金”なのか判然としていない。借用書とか預り書とかはあっても“事業融資”とか“投資資金”とかいう形の場合、通常の「貸金」とは微妙に異なった性質を持つ。したがって「まだ返金できていない状態」であっても、事業の性質や投資の性質によっては“直ちに全額返金”とはいかない場合もある。ましてや、それが本人名義ではないとか、現在進行中の事業などと言う場合、強制的な返金はなかなか難しい。ただ、ここで重要なのは、これらはすべて「占い」には直接関係がない、という点だ。つまり“占い鑑定料”としての返金訴訟ではない。したがって大切なことは「占い師」と「客」との距離間の問題なのだ。どうして、占い師に“巨額のお金”を「占い」以外の名目で手渡すのか。そこが問題なのだ。もちろん「詐欺まがい」を行ったステラ薫は社会的に糾弾されるべきだが、同時に上場企業の社長も含めて、占い師と客との“距離間”は、保って居て当然なのに、友人でもあるかのように投資や融資の話に乗るような関係性も、また大いに反省しなければならないことであるよう私には感じられる。
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