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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


危険な要素渦巻く「ホスト世界」の脱落者たち


どうも、こういうことを書くのは気が重い。だが警告を含めて書いておこうと思う。10月下旬に静岡市にあるホストクラブ「RE:MAKE」の従業員寮の浴室で一人のホストが死亡した。静岡大学に通う現役の大学生でもあった太田琢巳氏(23歳)である。全身火傷を負ったまま浴槽内に放置された状態で死亡していた。彼の死に関わったと思われる6人のホストが既に逮捕されている。被害者が在籍していたホストクラブは周辺からの評判が悪く、その営業の仕方も“本来の接客業”の在り方を逸脱していたようだ。その店のトップが日頃から気に入らないホストを代わる代わるイジメていたらしい。亡くなった太田氏は熱湯を全身に浴びせられ、そのまま放置されたようなのだ。これまでにも救急搬送された従業員など居たという。近年、ホスト産業は“花盛り”のようで衰える気配は視えない。当然、それはお金を出して“そこに通う人々”がいるから成り立つわけで、つまりは女性たちが通っているからだ。それだけ日本の女性たちも経済的に余裕が出て来ているのだと思う。女性たちに経済的な余裕が出て来ていること自体は“悦ぶべき”かもしれないが、何となくスッキリしない。本来の“恋愛の季節”たる20代や30代が“アイドルの推しメン活動”や“ホスト通い”に姿を変えているような気がするからだ。先日視たドキュメント番組では東京には8000人~10000人ものホストたちが居ると言っていた。そんなにもの数が居て商売として成立していることが或る意味では不思議な気がする。もちろん、一般の女性たちよりも、水商売とか風俗とかの女性たちが客層としては多いという事情は知っているが、それだけの数が居て、一般女性が“ほんの一握り”に限られているはずがない。その結果として、一部の有名ホストは芸能人以上の人気と収入を得ている。別に、それ自体が悪いとは思わないが、ホストの数が多くなれば、当然、その入れ替わりも激しくなり、きちんと管理された芸能界などと違って、トラブルも発生しやすくなる。今回の事件は、或る意味でそういう“いびつな競争社会”の中で生れた一つのモデルケースに過ぎない。これからも“ホスト産業”が定着していく以上、もう少し業界としての管理体制を整えないと、同じような事件は今後も出て来るだろう。
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