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今日の迷言・余言・禁言

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商人トランプ「88兆2千億円対米投資」引っ張る


やっぱりトランプ大統領というのは、大統領である以前に「不動産王」として「商人」として巨富を生み出した人物であることを、改めて感じさせる。とても諸国のトップが政治家として掛け合っても“勝てる相手”ではなかったのだ。今回の中東訪問で、トランプ商人はサウジアラビアの事実上のトップであるムハンマド皇太子と会談、日本円にして88兆2000億円というアメリカへの巨大な投資資金を引き出した。さらにアメリカからの武器購入も日本円で20兆円以上の金額を引き出させている。これらによって、両国は「戦略的経済パートナーシップ協定」というものに合意署名した。さらにトランプ商人は、将来的には今よりも60兆円くらい上積みする「努力をする」とムハンマド皇太子に言わせたのだ。なんという商人であることか。「88兆円でも少なすぎる…」という話だったのだ。そして皇太子の方も、仕方がなく「努力します」と言わざるを得なかった。文字通り、金持ち国であるサウジアラビアからは、それくらい投資するのが当然だろう……と言わんばかりの交渉術を披露してみせた。そんな感じなのだから、日本などがまともにぶつかっていって勝てる相手ではなかった。だから私は最初から「商人トランプ」には「商人の孫正義」を当てる以外にない…と言っていたではないか。まあ、とにかく、そういうことで「アメリカファースト」は着々と進んでいる。中国のように「関税ごっこ」で対応すると、一気に関税率を下げ合意に至った。結局、日本よりも中国の方が「最終合意」が早い、という謎の交渉劇であった。日本は最初から“当て馬”のようなものなので、それを「最初の交渉国になった」と悦んでいるから、なにがなんだか分からなくなるのだ。最初から「商人トランプ」という意識で交渉をしていかないと、まともな交渉にならない。ロシアとウクライナの“停戦合意”にしても、アメリカの立ち位置というのは実に巧みだ。ウクライナに対しても経済的な交渉事を持ち掛け、ロシアに対しても交渉事を持ち掛け、双方に対してぎりぎりの妥協点を引き出す……商人トランプを侮ってはいけない。日本にも、彼のような世界を相手に出来る「商人・政治家」が出て来ない限り、日本の根本的な経済力はなかなか上昇できないのではないだろうか。
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