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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


地域・時刻を指定できない「警報」は無意味⁉


トンガでの“大噴火”の影響による「津波警報」「津波注意報」が真夜中になって出た。最初、日本全国の太平洋岸沿いと出て「とにかく高いところへ避難してください」と記されている。しばらくたってから“避難対象地域”として、青森、岩手、宮城、千葉、徳島、高知、宮崎、鹿児島の“八つの県”の太平洋岸沿い10万世帯21万人ということが明らかとなった。ところが津波が“いつ、来るのか”も明確ではない。いつになったら解除されるのかも明確ではない。「とにかく高いところへ逃げて」というメッセージだ。これが“予知・予報”と言えるのだろうか。これが昼間であれば、まだ全国に向けての「津波警報・注意報」も良いと思うが、真夜中である。しかも真冬である。大雪の地域もある。東日本大地震の時の“津波被害”の教訓があるので「とにかく高いところへ逃げて」というメッセージも判らないではないが、例えば、北海道で真冬のこの時期、真夜中に“寝起きスタイル”のまま外へ飛び出して、高台を探し求めて走ったら、転んで怪我をするか、風邪をひくか、吹雪に巻き込まれれば死んでしまう。もう少し地域や時刻などを考慮した形での「限定的な津波警報・注意報」を出せないものだろうか。「地震による津波ではないので、いつ解除できるかもわからない」というのでは、もはや「注意報」の意味すらない。自然災害というのは、漠然とした予知、あいまいな情報は、かえって恐怖心だけをあおる結果につながることもある。よく“怪しい占い師”が「あなたは短命だ」とか「30歳で事故に遭う」とかいうのと同じで、いたずらに恐怖心を煽り立てるのは、まともな行政が行うこととも思えない。もう少し的を絞って、地域や時刻を特定したうえで警報を出さなければ無意味なものとなる。さらに一番の問題は台風などと違って「避難場所」を特定していないことである。真冬の真夜中の北海道で「避難場所」も教えずに「坂道を登れ」などというのは「風邪をひけ」とか「凍傷になれ」と言っているようなものなのだ。真夜中の警報。真冬の警報。北国の警報。これらは、もう一度考え直す時期に来ているような気がしてならない。
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