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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


小学生の間で急速に浸透していく「漫画授業」


最近、書店でいつの間にか人気沸騰している書籍コーナーがあるという。それも小学生の子供たちでいっぱいなのだ。「人気漫画」本かと思いきや、微妙に違う。科学を“漫画で教えていく”ストーリーの書籍シリーズであるらしい。しかも原作は韓国で、言ってみれば韓国で人気を得ている“教育漫画”を日本向けに翻訳化したシリーズなのだ。その漫画を描いている作家たちの多くは“日本の漫画”で少年時代を過ごした韓国人たちだ。したがって、元々作風として“日本的な画風”を持っている。考えてみれば、手塚治虫氏の漫画などは一応ふつうの漫画雑誌に掲載されていたが、いま思うと“科学的”だったり“医学的”だったりして、この韓国の“教育漫画シリーズ”に近い。だから、いまの日本の小学生たちも違和感なく受け入れて「面白いし、ためになる」という感覚で人気となっているのだ。若い人達は「本を読まない」とか「本を買わない」とか言われているが、面白くて、ためにもなれば、小学生であっても“教育科学漫画”を購入しようとするのだ。考えてみれば、いまや授業でも、文字を黒板に書いていくだけの授業というのはほとんどなくなった。いまの子供たちは“文字だけ”だとついてこれないのだ。或る意味で、アニメや漫画から学ぶ癖のようなものがついているから、そういう“視覚的なもの”からでないと吸収できないようになっているのかもしれない。現在は“科学漫画”が主体のようだが、日本の場合には、歴史ものなどが比較的早くから“漫画化”されていたような気がする。これからは難しいかもしれないが“数学”とか“語学”とかも、漫画で憶えていくようなシステムをつくれば、愉しみながらいつの間にか身に付いているというような時代になっていけるのではないだろうか。もし、漫画でが難しければ、ゲームを通じて憶えていく、という方法もある。実際、ゲームをするだけでも頭脳は鍛えられる。本をほとんど読んでいないのに、優秀な学力を備えた人たちが出て来る……もはや“そういう時代”が近づいていると認識していた方が良いのかもしれない。
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