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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


急速に流行ったら、急速に廃れるのが“世の習い”


ここ何年か、急速にブームとなったのが「高級サウナ」「個室サウナ」と呼ばれるものだ。その個室サウナのビルで火災が起こり、3階の個室を利用していた男女二人が倒れたまま救急搬送され、そのまま亡くなった。火災そのものはたいしたものではなく、3階の個室の一部が焼けた程度だったようだが、原因が判然としない形で利用客である30代の男女は死亡してしまった。場所も東京赤坂であり、ビル丸ごとが高級サウナ店だったようで、会員制で料金も何十万円と高い。それでも近年の“サウナブーム”が利用者を惹きつけていたようだ。ただ、こういう急速にブームとなったモノは、何かをきっかけとして“急速にブームが去っていく”のが特徴だ。何でもそうだが、その最初の頃に眼を点け、すぐ実行化した事業家は大儲けできるが、ブームがどんどん広がって世間一般にも浸透していった後になって、自分も儲けようと始めた人は大体が失敗する。一過性のものでない場合にはあとからでも良いが、どう見ても一過性なものは長続きはしないものなのだ。だから、この“サウナブーム”なども、もう浸透しきった感があるので、今回のような“アクシデント”や“奇妙な事件”があると、一般的なブームが急速に引いていく可能性が強い。もちろん元々が“サウナ好き”という人はいる。けれども、そういう人達は、こういう個室型の高級店などには行かない。本来、サウナというのは“温泉”にやや似たような健康志向者が好むもので、個室にする理由も、高級化する理由も、本来はないのだ。だから、一度、こういう事件や事故などが起こると、そこを利用していた人たちはいっせいに“我が身の安全”を考えるようになる。したがって、すぐに衰退するとも思えないが徐々にブームは去って、その華やかなブームが去ると、流行好みの人達はしだいに“そこ”から去っていく。つまり、昔からの愛好者だけが残っている…という状態となる。もちろん、そういう状態になってしまうと、もはや高級店とか個室サウナとかは“絶対多数”のものではなくなってしまうので、敏感な経営者は次々と手を引いていく。そうして、遅れてやってきた商売人だけが「なぜ儲からないんだ」と嘆いて赤字を抱え込むのだ。
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