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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


日本にとって「34.9%の離職率」は“良い”こと⁉


ここ15年の内で、最高の離職率なのだそうだ。21年度に“新卒”として入社した人たちの離職率が34.9%になった。つまり、学校を出て社会人として“会社員”としてのスタートを切っても、結局、3年経てば三分の一以上の人たちは最初の企業からは居なくなっている…という計算になる。この数字をどう見るかは、なかなかに難しい。現代は「昭和」の時代とは違って、ひとつの企業に“骨を埋める”というような生き方は、必ずしも称賛されない。企業側も、どんどん新陳代謝をしていかないと、いつまでも“エスカレーター式”の人材だけでは、現代に残っていけない。もし、辞めた理由が、他の企業から「スカウトを受けた」というようなものであったら、欧米などでは“優秀な人材”であることの証明となる。もっとも、日本は欧米と違って“横取りする”という発想がない。3年以内の離職の場合、自らが「辞める」意識を持った人たちばかりでなく、辞めさせられた…というか、辞めざるを得なかった…ような人達もかなりの比率でいるのかもしれない。ただ、人生とは、わからないもので、どういう理由で辞めたにせよ、それが生涯を通じてみた場合、むしろ“将来の幸福に結びついている”ケースも多い。だから3年以内の離職だけで、その後の人生を推しはかることなど出来るものではない。ただ、問題は、最初の企業だけではなく、次々と“辞めて行く”企業放浪型の人物もいることだ。2~3カ所程度は仕方がないが、7回とか、8回とか、数年とか、数か月とか、短い単位で“転職を繰り返す”癖があるのは、本人の方に問題ある場合が多い。これは恋愛とか結婚とかでも同じだが、3~4回程度は別に何ら問題ないが、7回も8回もという段になって来ると、やはり、本人の方に問題があると見なければならない。それから、もう一つ、稀に、一度とか、二度とか、その程度の離職で「もう自分は、どこにも働くことはできない」と決めつけてしまう人の居ることである。早い段階で、過剰に自分を卑下してしまうと、もう、そこから「働く」ということ「勤める」ということ自体に対して、或る種の恐怖を感じたり、萎縮を感じたりしてしまって、やがては人前に出ること自体が苦痛となって“ひきこもり人生”を歩み始める人のいることである。こういう人の中には、時にその“ひきこもり状態”のなかで才能を発揮し、起業するとか、発明・発見するとか、幸運な人生に切り替わっていく人もいるが、その多くは“自らの殻”に入ってしまって、脱皮するまでに時間が掛る。時としては永遠に脱皮できず、親の保護の中で暮らし続ける場合もある。ほとんどの人たちは“世の中を憎む”心情に至っているか、或いは逆に“自虐的に自己否定”するタイプか、だいたいどちらかとなってしまう。世の中というのは、意外とそういう人たちの「受け皿」的なものもちゃんと用意しているもので、働く意欲や体力が失われていない限り、タイミングさえ計れば、必ず脱出できるようになっている。
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