「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


時代は「近くの他人」より「遠くの親戚」か⁉


むかしは「遠くの親戚より近くの他人」と言って近隣の人々との付き合いを大切にした。けれども、もしかするとこれからは「近くの他人よりも遠くの親戚」を頼る時代なのだろうか、と思うような事件などがしばしばある。今日9月29日は「日中国交正常化」から50周年にあたるのだそうだ。そういう、せっかくの“切りの良い節目の年”なのに、特別の行事らしいものは行われないようだ。(私が知らないだけだろうか)……そうなのかと思っていると、興味深い記事を眼にした。世代別の調査で、現在60代~70代の人たちは「中国」に対して“親しみ”を感じず、現在18歳~29歳までの人たちは「中国」に対して“親しみ”を感じている人が多いというのだ。数字的に示すと60代~70代の人たちでは13%の人しか“親しみ”を感じていないのに対して、18歳~29歳の人たちでは42%の人が“親しみ”を感じているという結果だ。どうして、こんなにも開きがあるのか。おそらく60代~70代は「後進国だった中国を観てきた世代」であり、18歳~29歳は「アメリカと肩を並べる経済大国としての中国を観てきた世代」だからではないだろうか。つまり世代によって“観たきたものが違う”ので、正確には“親しみ”というよりも“外国人としての捉え方”が違うからではないだろうか。未だに後進国を感じている世代では、現在の中国は“不遜な存在”に思え“親しみ”を感じられない。一方、世界をリードする大国を感じている世代では、現在の中国に“力強さと未来”とを嗅ぎ取り、そこに“或る種の脅威と親しみ”を同時に感じている部分が大きいのではないだろうか。もう一つ、中国のネット上の意見を読むと、意外なほど“公平な観方”をしていると感じる部分が多い。例えば「日本」と「アメリカ」について同時に語っている部分、或いは「日本」と「韓国」について同時に語っている部分、そういう部分のネット反応を読むと、彼らがいかに“われわれ日本”についても“アメリカ”や“韓国”に対しても、よく知ったうえで書いているかに驚かされる。それと“政治的なことがら”と、一般の“日常的なことがら”とを、完全に分けて考えている。そういう意味では、せっかく「日中国交正常化」から50年なのだから、もう少し“近くの他人”である「中国」を見直してみるのも良いのではないだろうか。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言