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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


未来を走る「次世代型路面電車」普及の原点⁉


栃木県宇都宮市と言えば、誰でも“名前だけは知っている”中規模の都市だ。この手の都市が全国には数多くある。そういう都市の多くは徐々に人口が下降してきている。宇都宮市も同様で、そういう“衰え”を払しょくする意味も含めて、次世代型路面電車「LRT」を導入したらしい。高齢者たちが“オシャレな電車”であちこち出掛けられるようにとの配慮がいちばんだ。ところが、昨日の開業日に集まったのは全国の“マニアックな鉄道ファン”たちが多く、一種の観光名物的なカタチであっという間に全国に知れ渡ったようだ。本来の目的とは違ったとしても、多くの人たちの注目を集めて、同じような中規模都市の“お手本”になれればいい。別にマニアックなファンではなくても、この次世代型路面電車「LRT」は見た目的にも恰好が良く、窓が大きく、座席も広く、スピードも出て、快適な乗り心地を与えてくれるようだ。よく欧州でこういった感じの路面電車を見掛ける。宇都宮市には観光名所があるのかないのか知らないが、観光名所を持つ中規模都市なら、そこにも立ち寄るような形の路面電車にすれば、多くの観光客を呼び寄せることにもつながる。なにしろ日本では“路面電車”は廃止する都市が多くて、新たな開業は国内75年ぶりであるらしい。そういう意味でも、今後というか未来の中規模都市がどうなっていくか、賭けに出た宇都宮市は、或る意味で日本の試金石と言える。欧州の観光地などで走っているLRTは、観光遺跡巡りなどには“もってこい”の場合もある。地下鉄のように早くはないが、その代わり大きな窓から、心ゆくまで街のあちこちを眺めることが出来る。心豊かな気持ちにしてくれる乗り物なのだ。地方都市には“ひょろ長い地形の街”というのも多い。そういうところは、あちこち廻りたくても、タクシーを使うと意外なほど料金が掛る。手軽に乗り降り出来て使用しやすい乗り物は、未来の若者にも受け入れられるに違いない。古い路面電車の多くが赤字となっているのは、座席にゆとりがなく、座り心地の悪いせいもある。「LRT」の導入コストが高くても、その分観光客が増えるなどして街の財政に貢献すれば、元々の役割である高齢者や子供たちにとって“暮らしやすい街づくり”としても、大いに貢献することになっていくのではないだろうか。
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