「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


来年、世界各国で「ホームレス」が急増する⁉


世界を引っ張っている国と言えば、間違いなくそれはアメリカ。したがって、何でもそうなのだが、まず、アメリカで起こって、それから欧州とかアジア各国とかに物事は伝播していく。その象徴のようなものがインフレだ。ここ何年か前から、アメリカは異様なほどインフレが進行し、モノの値段が上がり続けている。あらゆるモノの価格が上昇しているのだが、日本人などから視ると何よりも“飲食代”がとてつもなく高い。単なる「円安だから…」などと言う問題ではなく、根本的に物価上昇していくのを賃金が「追いかけている」状況でしかない。その結果、どうなるかと言えば、普通に生活していくことが難しい人たちが出てくる。モノの価格でいちばんのモノと言えば“住宅価格”だ。したがって賃貸価格が上昇し、それを支払えない人たちが出てきて、街にはホームレスがあふれ出す。昨年に比べて、ホームレスの増加率は18%で、特に18歳未満のホームレスが急増していて、33%増で15万人にも上っている。また黒人のホームレスが増えているのも特徴で、ホームレス全体の32%にもなるらしい。もちろん、物価高だけが家を失う原因ではない。ハリケーンなどの自然災害、コロナ禍の支援の打ち切り、移民の増加によって職域が奪われていくことなど、さまざまな問題が要因としてはあげられている。ただ一番はインフレで“中低所得者向けの住宅”が不足してきていることだ。都市部においては、街の歩道にテントを張って野宿する者たちの風景が“当たり前”となりつつある。アメリカは「豊かな国」「アメリカンドリームの国」として日本からも大勢の人たちが移住しているが、実際には成功する者には「天国」だが、仕事で成功できなければ「地獄」の国となるのだ。そして、おそらく、この傾向は来年、ますます強くなる。トランプ氏の政治姿勢は根本的に能力主義的な面が強いので、そこから“弾かれた人たち”に対しての福祉的な部分は、決して好待遇ではない。したがって、インフレは強まることはあっても弱まることはない。しかも、この傾向は世界各国に伝播する。現在、既に欧州はどこも、インフレにあえいでいる。ドイツもフランスもイギリスもイタリアもスペインも、要するに欧州を代表するような国々はどこも、共通してインフレに苦しんでいる。いちばん問題なのは、アメリカの場合には賃金も上昇しているから“救い”があるのだが、欧州の場合には“賃金は上昇していない”という点にある。或る意味で、欧州と日本とは“そういう点で共通”なのだ。日本にもインフレの波が少しずつ押し寄せ始めているが、まだアメリカや欧州ほどではない。ただ間違いなく“そちらの方”に近づきつつある。つまり、日本でも数年後にはホームレスが急増していく可能性はあるのだ。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言