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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


果物や野菜だけの「偏り過ぎ」は死を招く⁉


或る意味で“宗教”と似たような意味合いで暮らし方を“制御している”のが「ベジタリアン」の人々だ。つまり“菜食主義”で動物に由来する食品は食べない、という生き方である。厳密に言うと、大きく二種類あって、ベジタリアンではあるが乳製品、はちみつ、卵、チーズなどは食するという人たちと、その種のものも含めて排除し“完全な採食主義”を貫くという人たちである。今回、39歳の若さで命を失ったベジタリアンのインフルエンサーであったジャンナ・サムノソワ氏の場合、完全な採食主義者の方で6年前タイに入国して暮らし始めた時から、そういう方針を貫くようになったようだ。その頃の写真などを視ると、とても健康そうで亡くなる少し前の“痩せ衰えた状態”とは比べ物にならない。元々はロシアに属するタタールスタン共和国のカザンというところの出身だが、やがて東南アジアを放浪するような形となり、タイに定着してベジタリアンとしてのシェフ兼インフルエンサーとなった。SNSでは頻繁に情報を発信し、そのフォロワーは数百万人とも言われている。ただ、ここ数か月前から体調を崩しがちで、故国の友人などが心配をしていた。彼女には放浪癖があったのか、現在も東南アジアをめぐる旅行の途中であったと言い、結局、瀕死となって担ぎ込まれたマレーシアの病院で餓死により亡くなったと伝えられる。この種の人たちには、或る程度の年月ベジタリアンを続けると、もう元に戻れなくなるケースが珍しくない。野菜や果物ばかり食べていると、どうしてもビタミンD群やカルシウムなどが不足してくる。ヨガ行者など菜食主義者の多いインドでは豆類をたくさん取ることで、なんとか健康を維持しているらしい。また欧州のベジタリアンにははちみつや牛乳を飲むことで、それらを補うらしい。長年の蓄積の中で、菜食主義でも身体を維持していく方法を彼らは知っている。どうも、亡くなられたサムノソワ氏はそういう点で、いつから頑なに必要な食品をも拒否してしまうような部分が出て来てしまったのではないだろうか。或る種の主義思想と結びついてしまうと、本来は健康のために推奨していたはずの採食が命取りとなってしまう。やはりなんでも偏り過ぎるのは考え物なのだ。 
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