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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


欧州を襲う「45度」の恐怖


昨日ドイツとフランスでは一部地域で38度を記録している。この時期としては異例の暑さだ。けれども、この程度であれば、日本でも時々経験する。ただ「45度」という気温は、さすがに日本でも聞いたことがない。ところが、フランス南部では今月末に“45度予報”が出ているのだ。これはフランスだけの問題ではない。スペイン、ドイツ、スイス、ベルギーなど、フランスを取り巻く諸国でも、同様の熱波予報が示されつつある。実は2003年8月にも同様な現象があって、その時フランスでは15000名もの人たちが“暑さ”のために亡くなった。だから「暑ければ裸になれば良い」とかいうレベルの問題ではないのだ。日本では、それほどの予報は今のところ出ていないが、数年以内に“同じような現象”が起こるとも限らない。だから、今からその対策を練っておくのが、賢い予防法となる。特に東京では来年8月に「オリンピック」が控えている。暑さに慣れている国の人達ばかりがくるわけではない。経験的に誰でも知っているように、暑さとか寒さとかは“慣れ”が非常に有効で、慣れてしまえば40度前後程度であれば、何とかしのげるようになる。人間の身体はその程度であれば、適応できるように作られている。但し、それは、あくまで“慣れていれば”という条件付きなのだ。慣れないと、例えば北海道のように30度でさえも経験することが少ない者にとって40度は“耐え難い暑さ”になる。逆に、その程度であれば年に何度かは経験する地域の人達であれば、一応、“耐えられないレベル”ではない。もっとも、それらの地域でも“45度”となったなら話は別で、やはり“警戒が必要なレベル”に達する。時折、お年寄りの方が節約のため冷房を使わず生活していて、その結果、病気になるとか死亡してしまうとかいう話を聞く。ヨーロッパ人の場合も、必要以上に自然環境を重視する人達がいて、冷房を入れたがらない地域も多い。そうかと思うと、日頃から30度越えの東南アジアでは室内の冷房を極端に下げていて、あれはあれで身体に良くない。われわれのようにデリケートな人種は室内と屋外との気温差にやられてしまうのだ。そういうわけで南フランスにお住まいの方(?)は、どうか冷房を使って月末を耐え忍んでいただきたい。

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