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運命の主役者たち

人は運命にどう立ち向かうべきなのか


人は誰でも「運命の主役者」として、自分自身の人生を歩んで行きます。 あなたの人生上の出来事を、もっとも完璧に演じきれる主役は、あなた以外には考えられないのです。 ただ、その人生が世間的注目を浴びるかどうかは別問題です。 ここでは、運命としか呼びようのない人生を背負わせた人々のホロスコープや命式を解説しながら、人は運命にどう立ち向かうべきなのかを一緒に考えて行こうとするものです。

波乱の人生を歩み続ける花田勝さんの人生

花田勝さんのデータ

1971年1月20日午後5時30分
東京で出生  元大関・貴ノ花と元女優・憲子さんの長男として生まれる。
1988年3月
弟の光司と共に中野高等学校を中退し、藤島部屋に入門。
1990年3月
新十両。同年9月、新入幕を果たす。
1993年3月
小結で初優勝。
1994年6月2日
客室乗務員だった栗尾美恵子さんと結婚。
1998年3月
大関で14勝1敗優勝。同年5月、12勝3敗連続優勝で横綱昇進。
1998年9月頃
貴乃花との兄弟不仲・確執説が強まる。
2000年3月
横綱引退。同年12月、日本相撲協会を退職。
2001年
NFLの選手目指して渡米。その後タレント業へ。
2003年
ドリームアーク社の代表取締役会長として、全国に「Chanko Dining若」など展開。
2005年5月30日
実父で師匠の二子山親方(花田満氏)死去。遺産相続問題表面化。
2007年10月2日
5年の別居を経て美恵子夫人と離婚。4人の子とも離れる。
2008年11月
ドリームアーク社会長を退任。同年12月12日、9歳年下の現夫人と再婚。

ホロスコープの解説

全体的特徴

注目すべき二等辺三角形が、三つ表出されています。その一つはMCを頂点とするもので、火星・木星―MC―冥王星による二等辺三角形です。その一つは土星を頂点とするもので、金星―土星―天王星による二等辺三角形です。さらにもう一つは火星・木星を頂点とするもので、太陽―火星・木星―冥王星による二等辺三角形です。
出生時に天空上で形成されていた“三つの二等辺三角形”が、彼の“波乱に満ちた人生”を見事に表わしています。MCを頂点とする二等辺三角形は、エネルギーの溢れた“職業的チャレンジ精神”の表れであり、タイミングさえ合えば、あっと言う間にトップに上り詰めていくパワーを感じさせます。
但し、同時に予期せぬ怪我・病気には要注意のサインも出ています。土星を頂点とする二等辺三角形は、愛情関係において“宿命的に病を抱える形”を宿していて、彼にとって“愛することは苦悩を抱え込むこと”だと理解していなければなりません。
火星・木星を頂点とする二等辺三角形は、彼に“灰の中からでも立ち上がる復活能力”を授けていますが、同時に“トラブルを抱え込みやすい人生”を象徴しています。又、第7ハウス内にドラゴンヘッドがあって、秘教占星学上、前世的、或いは家系的な因縁がある相手と結ばれ、その相手とは因縁が解かれるまでは離れることがなく、宿命的な重荷を背負いながら縁が続いていくことが暗示されています。

アスペクト

アスペクトの中で、中心的存在を担っているのは火星と木星です。この二つの惑星が0度アスペクトで一体化し、二つのアスペクト図形(二等辺三角形)に関わりを持っていることは、火星・木星によってもたらされる作用が、彼の人生に及ぼす影響力の大きいことを物語っているのです。
多分、彼は“自分の好きなこと”“今現在興味あること”に対して夢中となり、激しい情熱を注ぐタイプで、それが一気に膨張・拡大していくけれども、或る時期が訪れると“風船が弾けてしまった”ように熱意を失い、又、新たなる興味の対象を求めてさまよう人生となる可能性も秘めています。それがMCを頂点とする三角形は“仕事”に向かい、太陽や冥王星と繋がる三角形は“蘇える不死身のパワー”となって、スポーツ・恋愛・SEX・投資・ギャンブル・何かを創造する趣味…に向けられる可能性が強いよう感じられます。
又、もう一つの二等辺三角形である土星を頂点としたアスペクトは“目上との関係に負い目を感じやすいこと”“女性との間に緊張関係が生じやすいこと”を表わし、父親や相撲協会(一般報道では、弟・貴乃花との確執が取り上げられがちですが、出生図からは父親・目上との関係の方が重要)からの呪縛に悩み、理想の恋愛・結婚を求めながら、実際にはギクシャクした関係から抜け出せず彷徨うことを物語っています。

注目すべきトランジット度数

人生上の主要な出来事の年時に、各惑星のトランジット度数を当てはめると、1度前後、11度前後、24度前後に位置しているとき、運命的な事柄が起こっているよう感じられます。
例えば土星は初土俵が「やぎ座1度」、横綱昇進が「おうし座1度」、木星は初土俵が「おうし座1度」、新十両が「かに座1度」、天王星は初土俵が「やぎ座0度」、海王星は横綱昇進が「みずがめ座1度」、冥王星は再婚が「やぎ座0度」の時に起こっています。次に11度前後は、木星が初優勝の時「てんびん座11度」、土星が結婚の時「うお座12度」、天王星が横綱昇進の時「みずがめ座11度」、冥王星が初土俵の時「さそり座12度」となっています。続いて24度前後は、木星が「若乃花」に改名した時「さそり座24度」、再婚した時「やぎ座24度」、土星は新十両の時「やぎ座23度」、初優勝の時「みずがめ座24度」、相撲協会を突然退職した時「おうし座25度」、父親死亡の時「かに座24度」、天王星は結婚の時「やぎ座 25度」、海王星は結婚の時「やぎ座23度」、冥王星は初優勝の時「さそり座25度」、父親死亡の時「いて座24度」となっています。
出生図において1度前後に位置している惑星は、木星・いて座0度と、海王星・いて座2度のみです。出生図で11度前後に位置している惑星は、金星・いて座 12度のみです。出生図で24度前後に位置している惑星は、ドラゴンヘッド・みずがめ座24度のみです。

四柱命式の解説

全体的特徴

この四柱命式では、日干・時干の二つの「乙」に対して、年干の「庚」が“干合する十干”として一つだけ表出されています。したがって、二つの乙は庚を求めて争い合う「争合」と呼ばれる十干配置となっています。これは「正官」が意味している“社会的地位・名誉”に対しても、或いは“パートナー”に対しても、常に“ライバルが出現しやすいこと”を暗示しているようです。
この場合、もし干合が成立すれば本来の「乙と庚」から「辛と庚」へと変化します。ただ、実際には隣り合っていないのと、争合となっているのとで、先天命式上で十干の変化は起こりません。その結果 “我”である日干の「乙の木気」を“根”として支える十二支がなく、命式における「格局」構成上は“土気の強い”「従財格」となります。
従財格は、男性の場合“能力に全てを捧げる”か“財産に全てを捧げる”か“妻に全てを捧げる”か、いずれにしろ、自らを犠牲として生きていく運命となります。なお、地支の方では「酉・巳・丑」の三つが揃う「三合金局」の形ですが、季節的に“土用期間(1 月18日~2月3日)”の生まれとなっているので、金局は成立しません。ただ、年支も「戌」で“金気”を含み、地支すべてが潜在的に “金気を宿している十二支”となります。したがって、運気によっては、大きく変身していく可能性を秘めています。

運気的に注目すべき干支

人生上の主要な出来事を干支暦上で当てはめていくと、命式上に出てくる十干が「従財格」の五行で“才能・財産・恋愛”と関係が深い「戊=正財」・「己=偏財」の年月、“名誉・地位”に関係が深い「庚=正官」の年月、“自立・独立”に関係が深い「乙=比肩」の年月に起こっているケースが多いようです。
例えば、初土俵では正財年・比肩月、新入幕では正官年・比肩月、横綱昇進は正財年・偏財月、相撲協会退職は正官年・偏財月、父親死亡は比肩年、正式離婚は偏財月、再婚は正財年となっています。又、主要な出来事が起こっている季節としては「卯」「巳」「酉」「子」の月節が大変に多いようです。
例えば、初土俵が卯月、新十両が卯月、新入幕が酉月、初優勝が卯月、結婚が巳月、相撲協会退職が子月、父親死亡が巳月、正式離婚が酉月、再婚が子月となっているからです。主要な出来事に当てはまる十干や十二支の多くが、出生時点において“既に四柱命式上で表出されている干支”であることは注目すべき事実です。今後も大きな出来事が生じるとすれば、これらの十干・十二支が廻ってきた年月となるでしょう。

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