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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


火をつけた「ワルイ男」を、女も男も許さない⁉


昔から「火を点けたがるオトコ」というものはいるもので、自ら人知れず“火を点けておきながら”逃げてしまったら、それはやっぱり“良くない”わけで「御用」となるのは当然の話なのかもしれない。これは、もちろん“火事の話”だ。どこをどう読んだって火事の話……より正確には“放火の話”だ。今から2年半ほど前に、熊本県玉名市内の倉庫を半焼する火事があった。正確に言うと、2022年9月4日午後0時40分ごろの話だ。つまり真昼の時間帯なのだ。放火にしては、実に大胆である。放火犯というのは通常、真夜中に行う。真夜中と言わないまでも、薄暗くなって以降が普通だ。なぜなら昼間は見つかりやすい。放火犯と言えども、見つかるのは嫌なのだ。だが、真昼だったにもかかわらず、意外にも捜査は難航した。一つには、犯行の手際が良かったからだ。通常、放火犯というのは“うろうろした後”に行う。ところが、この放火犯は違った。あまり“迷いがない”ように見えた。もっとも「見えた」とは言っても、ちゃんと顔が見えたわけではない。防犯カメラには、その時間帯、その場所を通り過ぎていた車両が観えたに過ぎない。容疑者の人物像が観えたわけではなかった。だから、捜査は難航したのだ。その車両を特定するのに時間が掛ったのだ。ただ玉名市というのは、そんなに大きな市ではない。だから時間はかかるが、一人一人当って行けば、その車両の持ち主を特定することはできる。その結果、捜査線上に浮かんだのは“意外な人物”だった。玉名市にある消防団員のメンバーだったからだ。しかも、その日、その男は火災現場に出動して、消火作業に当たっていたのだ。自分で火を点け、自分で消していたのだ。ほんとうに奇妙なのだが、その23歳の消防団員は、自分が「火を点けた」ことを認めている。火を点けて、燃やして、黙って去っていくとは、なんと「ワルイ男」だろうか。う~ん、解かったような解からない話だ。だが、考えてみると、牧場主が“牛肉を食べる”行為と、そんなに違わないのかもしれない。彼は多分「火を消す行為」も好きだったのだが、その一方で「火を点ける行為」も好きだったに違いない。医師で“毒殺魔”だった男が、注目を浴びたことがあったが、その男の方に近いのかもしれない。よく放火犯は、その火事を観る「群衆の中に居る」という説がある。めらめらと燃えていく炎に快感を覚えるらしい。だから繰り返しやすいともいう。彼の犯罪は、この一件だけだったのだろうか。
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