もうすぐ“ロボット”が癒してくれる時代が来る…なんて思っていたが、とんでもない。われわれ自身が“電気で動いていた”のだ。それを教えてくれたのが今回の地震だった。9月6日の午前3時、私はいつものように起きていた。そう、私は“超早起き”なのだ。椅子に座って調べ物などしていたのだが、小刻みに上下に揺れ出した。けれども、最初、その揺れはそんなに大きくなく、そのうち終ると思っていた。ところが急に大きくなって、ガタンガタンと揺れ出した。これは“ヤバイ”と思ったが、動けない。結局、激しい縦揺れの中でモノが倒れ出した時、急速に動きが収まっていった。大きなテーブルランプと陶器の人形、それに大きな馬の置時計などが壊れたが、実質的被害はそれだけだった。ただ、散らばったものなど整理していた時、急に停電した。私は、最初、私の部屋だけが停電してしまったのかと思った。防災グッズなどそろえていない私には仏壇のロウソクが役立った。ブレーカーを確認したが問題なかった。私の部屋だけが停電なのではなく、このマンションだけでもなく、北海道全域が“停電”になったということを知ったのは、朝になってからだった。奇妙なもので「みんな停電なのか」と思うと連帯感のようなものが出て来て、停電でも平気になった。ただネットが繋がらず、TVも見れないので、どうなっているのかがわからない。私は何年も前からスマホも携帯も使わなくなったので、情報源がない。一番の問題点は、エレベーターが止まっていることだった。仕方がないので、階段を上り下りする。その日、三回も12階まで歩いて上り下りした。私のところは12階だからまだ良いが、これで20階とか30階とかだったなら、どうなっていたのだろう。予期せぬ災難だったが、たまたま「水」と「お茶」は箱買いして届けられていたものがあったので、飲み物に関しては問題なかった。コンビニでは薄暗い中で冷凍以外の商品を売りさばいていた。とにかくポテトチップスなど“食べられるもの”などを買った。夕方になって電気が点灯した。ただネットやTVはまだだった。後で知ったのだが、同じ札幌市内でも地域によって相当被害状況が異なる。電気だけでなく、水がストップしてしまった地域も多い。液状化で土地自体が大きく傾斜してしまった地域もある。飛行機もストップ、新幹線もストップ、地下鉄もストップ、バスもストップ、公共の交通網がことごとく動かない。電気が途切れたことで食品関連も機能しない。したがってレストランやスーパーなど店も閉まったままだ。あらゆる機能が、電気を使用している。日頃、スマホさえあれば“生活に不自由しない”と豪語していた人たちも、肝心の電気が消耗して使えなくなると、一挙に慌てふためく。今や、全ての生活が“電気”を基に行われていたということを、改めて気付かされる。そして、もう一つ「ハザードマップ」と呼ばれるものの、何と信用できないことか。今年6月に公表されたデータでは、震度6弱以上の発生確率は今回、最大の被害となった厚真町では「2.4%」の確率しかない。つまり“安全な地域”のはずだったのだ。二番目に被害の多い安平町など「0.6%」の確率しかない。因みに札幌も「1.6%」で安全地帯なのだ。北海道で一番危険とされていたのは根室市で「78%」だ。こういう高い確率の地域なら心配だが、1~2%の発生確率で“地震に備えろ”というのは無理な話だ。ハザードマップ以外の「活断層もたくさんある」という話が本当なら、“心配の種”にしかならず、しかも現実には“役立たないマップ”を、なぜ公表するのか。そんな研究をする暇があったなら、“地震雲”の研究をもっと本格化してほしい。
奇妙なことに、年末が近づいてくると、人は「過去」を振り返る。それも去年とか一昨年の“身近な過去”ではなくて、ずっと遠い「子供時代の過去」についてだ。年末以外には“忘れている”のに、 続きを読む
北九州市内のマクドナルド店舗内で12月14日、平原政徳容疑者(無職43歳)が無面識の二人の男女中学生を刃物で殺傷した。防犯カメラ映像などの追跡から平早容疑者が浮上し、19日になって 続きを読む
ときどき「良い悪い」とか「正しい正しくない」とか……そういうこととは別の「人間として…」考えてしまうような問題が発生する。多くの人が関心を寄せ、同時に心を曇らせるニュースが入った。 続きを読む
謎の飛行物体が、米ニュージャージー州を飛び交っている。11月中旬以降に頻繁に目撃されるようになった。確かに映像を見てみると、明らかな飛行物体で、その点は間違いがない。問題は“どうい 続きを読む
世界的な自動車メーカー「ホンダ」と「日産」が経営統合のための協議を始めた…との報道が出ている。これに将来的には、日産とかかわりの深い「三菱自動車」が加わって“三社統合”となっていく 続きを読む
人間には大きく分けて“二種類の人間”がいる。自分の“過去に執着するタイプ”と、過去にどんな出来事があっても、それはもう過去のこととして“執着しないタイプ”だ。そうして、どちらかと言 続きを読む
資生堂、コーセー、花王、ポーラ……と言えば、日本を代表する化粧品メーカーだ。これら企業は、中国をはじめとするアジア各国への輸出量が多く、広く“そのブランド名”が知れ渡っている。先進 続きを読む
人はときどき人生の途上で立ち止まる。「この道だけが自分の道なのか」と、立ち止まる。多くの人は、一時的に立ち止まるのだが……そのまま進んでいく。少数の人だけが、立ち止まった後「もう一 続きを読む
誰もが、解かったような解からない雰囲気で、このニュースを伝えている。アメリカ次期大統領のトランプ氏が日本の「安倍昭恵氏」を15日、彼の邸宅である「マール・ア・ラーゴ」の夕食会へと招 続きを読む
日本は“治安の良い国”として世界中から知られている。それは事実だ。けれども、失くした財布が3年後になって戻ったからと言って、すべての人が“心優しい人たち”などと誤解をしてもらっては 続きを読む