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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


相原勇に寄り切られた曙の人生


“女性は強い”と思うことが時々ある。タレントの相原勇は細身であるが巨漢の曙を見事に寄り切っていた。一年以上前に放送された“対決番組”の中で、現在はハワイで夫と暮らしているタレント相原勇氏が、元横綱で現在はプロレスラーとなっていた曙氏と“因縁の対決”をしたのだ。番組では20年前の“婚約騒動”を取り上げ、相原氏が曙氏に謝罪を迫った。曙氏は“約束が違う”と怒り出し、番組は破たん寸前まで行った。関係者が何とかなだめて、結局二人は“和解”した格好で番組は終えた。だが、どこをどう見ても、あの番組は相原勇の“寄り切り”勝ちだった。それから間もなく、曙氏は体調を崩し、心不全で意識不明、病院に窮境搬送された。そして、その後、彼の報道は消えた。今回、彼が注目を浴びたのは同時代に活躍した貴乃花親方が“辞める”と言い出したからだった。兄弟である元若乃花にも注目が集まったが、彼は何故か入院・リハビリ中の曙氏を見舞った。そうして久しぶりに曙氏の近況が明らかになったのだ。210キロあった体重は140キロとなり、記憶障害が残っていて会話も十分には出来ない。そういう曙氏に対して元若乃花(花田虎上)氏はエールを送った。兄弟である貴乃花氏には状況的にコメントが難しい。せめて曙氏にエールを送ることで、自分は“冷たい人間ではない”と言うことを、元若乃花氏は示したいような気がした。親子・兄弟間は大人になって境遇が変わると“親愛の情”をストレートに表すのが難しい。ましてや、マスコミに追われてきた二人であれば、直接的には弟を支え難い。けれども、心の中では“幼い頃”と変わらない情愛が潜んでいることを示したいような気がした。そして同時に、昔の“同僚”ともいうべき曙氏に対しても、“良き同僚・良きライバル”としての親愛の情を表わそうとした。そこには、どこかに、自分も“女性には苦労をした”というアピールが含まれているようにも見えた。確かに、別れた最初の妻(花田美恵子氏)は、現在タレントとして時々TV番組に出ている。そうして養育費などのことを話したりしている。しかも、相原勇氏と同じハワイに在住している。昔の同僚以上の“仲間意識”を持ったとして無理はない。考えてみれば、貴乃花も曙も若乃花も“横綱”として君臨した人たちだった。けれども、いずれも女性達には弱く、すぐに敗れるのだった。

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