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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


若者や起業家は「いかがわしくあれ」の応援


人間というのは、或る程度の“立場”に立つと、どうしても保守的になる。だから、あまり「危ういこと」は言わなくなる。TVや雑誌などで人気を得て、いくつもの番組に出るようになって、急に発言が“大人しくなる”タレントが多い。最初の頃は傍若無人に“危うい発言”とか“ざわつくような発言”をしていたのに、いつの間にか用意されていたような“月並みな言葉”しか発信しなくなる。「この人、こんなだったっけ⁉」と首をかしげたくなる人物が多い。恐れを知らなかった若者が「世の中」を知って急に大人しくなってしまうのは、何となく寂しい。そういう意味で、この人は永遠にブレることがなく「素晴らしい」と私に思わせてくれるのは、孫正義氏だ。これほどの成功者となりながらも、常に“危うい人達”や“いかがわしい企業”に入れ込んでいる。そうして、大金を失っても、穏やかに笑っている。そういう部分がほんとうに素晴らしい。彼の新年のインタビュー記事が出ていて、その中に「若者や起業家はいかがわしくあれ」という部分があり、そういう発言を、これほどの成功者となっても、財産家となっても、日本の財界人たちのほとんどを敵に回しても、臆することなくいうところに感心をした。世の中に「成功者」と呼ばれる人は多いが、その多くは周りからの評価、世間的な繋がりなどを気にして、そういうことをだんだん言わなくなる。言ってもプラスになることなどないからだ。それを承知で、あえて「いかがわしくあれ」というところが、素晴らしい。実際、彼の率いるSBGも、企業としては2019年度が大赤字、2020年度が大黒字、2021年度が再び大赤字で、なんとも波乱極まりないジェットコースター企業を演じている。それでも、顔色一つ変えることなく、いつも穏やかに微笑んでいるのは“大人物”である証明だ。人間、腹の座って居ない人物はちょっとしたことで、すぐ喜怒哀楽が変化し、笑ったり、怒ったりする。この人の場合、若い頃から、常に“崖っぷち”を歩いて、いつの間にか「日本一」の財産家になっていた。ただ単に、すいすいと時代に乗って成功した起業家とはわけが違う。実際、彼自身も、常に「いかがわしい」と言われ続けてきた。いや、いまだって、言われ続けている。実際にも“怪しい”部分は沢山ある。だが、そういう眼で視られていることは百も承知で「若者よ、いかがわしくあれ」といえるのは、なんと素晴らしいことか。もし、いま“崖っぷち”の中で、事業や商売を営んでいる方達は、ぜひ、彼の「信念で生きる」ブレない生き方を学んでいってほしい。
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