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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


葛西健氏“自覚ない「人種差別」が一番の問題”


以前から“そういう噂”はあった。だがWHOの西太平洋地域事務局長として葛西健氏は自分を改められなかったようだ。人種差別的言動、もっと重大なのはWHO内部だけの情報を“日本政府”に向け漏洩していたらしいことだ。こういう国際機関で働く人たちは、基本的に“国際人”としてのマナーや在り方が身に付いていることが絶対条件である。この人はおそらく、そういう部分に何らかの課題を持ったままトップへと上り詰めたのだ。多分WHO内部では見逃してきてあげた部分があったのに、何人もの告発を受けてを受けて“休職させる”という処置をとらざるを得なくなったのだろう。「日本」は第二次大戦後にすべてを失ったが、戦前、明治から昭和初期にかけてアジア太平洋の多くの国と地域を支配・占領していた。そういう時代の名残を“とどめている人達”が今もいる。そういう人達は、総じてフィリピンとか、ベトナムとか、タイとか、インドネシアとか、ミャンマーとか、台湾とか、朝鮮とか、中国の一部とか……そういった国や地域に対して或る種“支配者的な感覚”をどこかに持っている。本人にはそのつもりがなくても、欧米人とは明らかに“違った対応”で接していることがある。それは“支配者側の歴史と情景”を遠い記憶としてとどめているからだ。もう、そういう時代から百年近くも経過していることを彼らは忘れている。だから未だに“支配者的”に振舞おうとする。もちろん、過去の歴史は歴史として“誇り”として良いのだが、現代においても“その意識のまま”仕事をされたのでは困るのだ。ましてや、いまの「日本」は国際的にみて必ずしも“優位な位置”にあるとは言えない。むしろ、どんどん追い抜かれて、さまざまな意味で“遅れた先進国”に評価が下がりつつある。そういう中にあっての葛西氏の言動には、あまりに国際人として無自覚なところが目立つ。いまの日本は、かつての“勢いがあった日本”ではないのだ。国際機関とか、海外において働く人たちは、無自覚な人種差別が“もっとも人を傷つける”ということを意識して、これからの世界に向き合っていかなければならない。
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